• ロシアは2月28日以降、すべての国際試合および国境を越えたラグビー大会への出場停止処分を受けた
  • ワールドラグビー執行委員会が水曜日に開催され、ラグビーセブンス競技への影響を確認
  • この停止処分により、ロシアは、女子HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2022、男子ワールドラグビーチャレンジャーシリーズ2022、ラグビーワールドカップセブンズ2022の予選への参加が不可能となる
  • 女子HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2022の残り2大会は、4月にカナダのラングフォードで行われる大会に招待チームとして日本、メキシコが、5月にフランスのトゥールーズで行われる最終大会に招待チームとしてスコットランド、南アフリカが出場

ロシアとベラルーシを、国際大会および国境を越えたラグビー大会への全面的出場停止とするとしたワールドラグビーの決定を受け、ワールドラグビー執行委員会は、2022年のラグビーセブンス大会に及ぼす影響についての確認を行いました。

ワールドラグビーは、ロシアの出場停止処分により、女子HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2022と男子ワールドラグビーチャレンジャーシリーズ2022の残りの試合、またラグビーワールドカップセブンズの予選に参加することができなくなることを確認しました。

ロシアは女子HSBCワールドラグビーセブンズシリーズの中核チームであり、今回の出場停止処分により、2022年シリーズの残り2節、4月に行われるカナダのラングフォード大会と5月に行われるフランスのトゥールーズ大会に出場できないことになりました。 

ラングフォード大会には日本とメキシコの招待チームが出場し、最終節となるトゥールーズ大会ではスコットランドと南アフリカが招待チームとして参加します。このことで、ラングフォード大会のプールAは、オーストラリア、カナダ、スペイン、メキシコ、プールBは、アイルランド、フランス、ブラジル、日本、プールCは、イングランド、アメリカ、フィジー、ニュージーランドが入ることになり、強豪国が顔を揃えることになります。

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2022年のHSBCワールドラグビーセブンズシリーズでは、新型コロナ感染拡大を受け特別に勘案された「シリーズポイントシステム」が適用され、参加チームは、トーナメントポイントのうちベストスコア4つを「バンク」し、シリーズランキングに反映させることができます。ロシアに対する制裁を公平に適用するため、また、ロシアはすでに4大会に出場しているため、ロシアのシリーズポイントは比例減点されることになります。ロシア女子チームがシーズンの33%を出場停止となったため、ワールドラグビー執行委員会は、ロシアのシリーズポイントが、シーズン終了時に56ポイントから37ポイントに減点されることを確認しました。

ラグビーワールドカップセブンズ2022は、9月9日から11日まで南アフリカのケープタウンで開催されます。参加チームが十分に準備を整えることができるように大会に向けて確実にヨーロッパの国代表セブンズプログラムを行うため、ワールドラグビー執行委員会の支持を受け、ラグビーワールドカップ理事会は、ロシアの男子および女子セブンズチームを予選参加から除外することに同意しました。