ワールドラグビーは、RFU、スコティッシュラグビー、WRUが共同決定した英国（グレートブリテン（GB））セブンズのHSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ参加を支持し、GBは2023年からシリーズへの参戦をスタートします。
英国セブンズチームのオリンピック出場状況、および予選経路に沿って下されたこの決定により、HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ2022男子では、イングランド、スコットランド、ウェールズがGBチームに置き換わり、女子シリーズでは、イングランドが直接GBに置き換わるため、降格チームはありません。
英国セブンズチームはこれまでにもセブンズシリーズに参加したことがあり、東京オリンピックへの準備として2021年に同シリーズに出場しています。
イングランド、スコットランド、ウェールズは、7月29日から31日にコベントリースタジアムで開催されるコモンウェルスゲームズ、9月9日から11日にケープタウンで開催されるラグビーワールドカップ・セブンズにそれぞれの国代表チームとして出場することになっており、今後この3カ国の各代表チームが参加できる更なる試合の可能性について、各協会およびワールドラグビーが協議中です。
また、ロシアラグビー協会が現在ワールドラグビー加盟資格停止中であること、また国際ラグビー大会への参加も全面的に停止していることに伴い、ワールドラグビー執行委員会は、ロシア女子セブンズチームのHSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ2023欠場を決定しました。その結果、ブラジルが女子セブンズシリーズ2023でもコアチームとしてのステータスを維持することになります。
8月12日から14日にかけてチリで開催されるワールドラグビー・セブンズチャレンジャーシリーズの優勝チームは、HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ2023へ昇格します。パンデミックのため休止していたラグビーセブンズシリーズが1年ぶりに復活し、ラグビーセブンズの世界的成長を促すこの重要なパスウェイが甦ります。
ワールドラグビーのチーフ・コンペティションズ＆パフォーマンス・オフィサーであるナイジェル・キャスは次のように述べています。「私たちは、前向きで建設的な3協会の連携に敬意を表します。英国セブンズチームは2023年からHSBCワールドラグビーセブンズシリーズに参加し、オリンピック参加と足並みを揃えることになります。
「一方、7月29日から31日にコベントリースタジアムで開催されるコモンウェルスゲーム、9月9日から11日にケープタウンで開催されるラグビーワールドカップ・セブンズに出場するイングランド、スコットランド、ウェールズの各チームをお迎えすることを楽しみにしています。」
「リオ五輪、そして東京五輪での大きな成功を軸に、ラグビーセブンズの未来は非常に明るいです。私たちは、ワクワクするような計画に取り組み、より年齢層の若い、より多様な参加者とファンを世界中で魅了しています。」
HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ2023への参加が決定している男子コアチーム14チームは以下の通りです。アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、イギリス、フィジー、フランス、アイルランド、日本、ケニア、ニュージーランド、サモア、南アフリカ、スペイン、アメリカ。これにワールドラグビー・チャレンジャーシリーズ2022の優勝チームが加わり、シリーズの各ラウンドで招待チームが1チームずつ追加され、各大会16チームが参加する予定です。
2022年の男子シリーズの最終ラウンドは、8月27日、28日にロサンゼルスで開催され、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチン、フィジーの4チームがシリーズ優勝を目指して競い、スリリングなフィナーレになることが期待されています。
2022年 男子シリーズのフィナーレの予告編はここからご覧ください>>
HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ2023参加が確定した女子10チームは以下の通りです。オーストラリア、ブラジル、カナダ、フィジー、フランス、イギリス、アイルランド、ニュージーランド、スペイン、アメリカ。これにワールドラグビー・チャレンジャーシリーズ2022の優勝チームが加わり、また、シリーズの各ラウンドで招待チームが1チームずつ追加され、各大会12チームが参加することになります。
HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ2023は、2022年11月4日～6日に香港で開催される男子大会で幕を開け、12月2日～3日にドバイ、12月9日～11日にケープタウンで男女合同ラウンドが開催される予定です。
シリーズ2023は、男子11ラウンド、女子7ラウンドで開催されます。女子シリーズは5月12日～14日にフランスのトゥールーズで、男子シリーズはその1週間後の5月20日～21日にイギリスのロンドンでそれぞれ幕を閉じます。