ワールドラグビー の執行委員会は本日、新型コロナウィルス(COVID -19)パンデミックからの回復の最適化を目指し、全てのレベルにおけるグローバルゲームの改善に向けて改訂した2020年国際試合特別日程カレンダーを推奨しました。

国際ゲーム、プロフェッショナルクラブゲーム、そしてプレーヤーウェルフェア(選手の身の安全)における重要性を調整するため、ワールドラグビー 、国際大会運営組織、各国加盟協会、プロフェッショナルクラブ大会運営組織、また国際ラグビー選手会が広範囲にわたり建設的な協議を重ねた結果、特別国際ウィンドーを決定しました。

ステークホルダーが互いにバランスのとれた妥協策を分かち合うことの重要性を認識しつつ、10月24日から12月5日の期間を特別インターナショナルウィンドーとして推奨しました。このウィンドーで、北半球においてはで男子・女子の欧州6カ国対抗シックス・ネイションズで延期となっていた試合を10月末に行い、11月7日の週末を休養日とし、そして11月14日から12月5日の期間を欧州開催の6カ国チーム対遠征チームの国際試合プログラムに当てます。

国境を超える移動や南半球加盟協会の渡航に関しては、新型コロナウィルス感染に伴う渡航制限による影響を考慮し、短縮11月7日から12月12日の6週間、全試合を1カ国で行う「ラグビーチャンピオンシップ2020」を例外的に開催することになりました。また、大会開幕に向けて、国の検疫規定に対応するための特別措置を実施していきます。

国内試合、欧州及び国際試合日程ウィンドーをそれぞれ組み直すことで、通常であれば8月と9月には国際試合に出場していたはずの南半球のスター選手が、延期・日程変更していた2019/20年のクラブラグビーの試合に出場できるようになります。

競技に関する規定第9条、プレーヤー招集権の一時的変更を勧告し、7月30日に開催するワールドラグビー 理事会のビデオ会合で審議を行います。

理事会の承認を得た場合、後日、各加盟協会及び大会運営組織から全試合日程が発表されます。12月13日以降は現行の第9条に戻ります。

国際大会とクラブラグビー双方が調和した男子・女子ラグビーウィンドーを目指した長期的改革に関する対話を、関係者全員で今後も継続していく所存です。