• パシフィック・チャレンジ2024が2024年4月10日から20日までサモアのアピアで開催
  • マヌマ・サモア、フィジー・ウォリアーズ、トンガA、そしてジャパンXVが、アピア・パークで3日間に渡って総当たり戦で競う
  • 優秀な若手プレーヤーたちは、この大会を経て、太平洋諸島の才能を育成するためのの高性能育成大会『パシフィック・コンバイン』への出場権を獲得する
  • コンバインの卒業生は、テストレベルへの道を歩む最初のプロ契約を目指す。

大成功を収めたラカピ・サモア主催『パシフィック・チャレンジ2023』に続き、ワールドラグビーが資金を提供するこの大会が2024年にアピアに帰ってきます。開催国のマヌマ・サモア、フィジー・ウォリアーズ、トンガA、ジャパンXVによってエキサイティングな戦いが繰り広げられます。

アピア・パークで4月10日から20日までの3日間開催される『パシフィック・チャレンジ』は、地元で活躍する有望なプレーヤーたちに、国境を越えた対戦相手との競争環境の中でスキルを磨く場を提供することで、この地域のラグビーを発展させることを目的としています。

28名で成り立つ各チームのスコッドは、2024年4月10日時点で23歳以下の選手23名で構成されていなければならず、残りの5名は18歳以上であれば年齢を問いません。 3試合を戦い抜き、大会を通じて最多勝点を記録したチームが、2023年に史上10度目の優勝を果たしたフィジー・ウォリアーズの後を継ぎ、王者に輝きます。

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ワールドラグビー会長のトゥトゥトゥムア・ビル・ボーモント卿は次のように述べています。「サモアは、ラグビーの豊かな伝統と国際大会開催の実績を持つ国です。2024年大会は、スキル、情熱、スポーツマンシップの衝撃的なショーケースになるに違いありません。私は、新進の選手たちが手ごわい相手と互角に戦い、才能を開花させ、ラグビー競技の最高レベルへの道を歩むのを見るのが待ちきれません」。

ラカピ・サモアの最高経営責任者、ファレオマヴァエガ・ヴィンセント・フェプレアイ氏。「ワールドラグビーとパートナーシップを組み、パシフィック・チャレンジを2年連続で開催できることを大変誇りに思います。この素晴らしい機会は、ラカピ・サモアの100周年記念と重なります。この節目は、私たちの愛するスポーツにおける献身、情熱、達成の100年を示すものです。ディフェンディング・チャンピオンであるフィジー・ウォリアーズ、ジャパンXV、トンガAを美しいサモアにお迎えする準備を進める中、フィールド上の優れた才能だけでなく、サモアが誇る豊かな文化遺産とホスピタリティを披露できることを光栄に思います。私たちのマヌマ・サモアが、来訪チームとともに素晴らしいエンターテインメント・ラグビーを披露し、スリリングなトーナメントを世界中に目撃していただけると確信しています。この記念すべき大会は、私たちの遺産にふさわしい賛辞となり、サモアにおけるラグビーの永続的な精神を祝う活気ある祭典となることをお約束します。」

Japan XV のヘッドコーチ、大久保直哉氏は次のように語りました。「パシフィック・チャレンジ2024は、今年7月にスコットランドで開催されるワールドラグビー・U20トロフィーに向けてのプレースタイルを確立していく上で本当に重要な大会です。サモアに遠征する28名のスコッドのうち23名は現在40名のU20 スコッドから選出され、残りの5名は高いポテンシャルを持つプレーヤーとシニアプレーヤーを混ぜています。私たちの選手たちは、気温30度を超える熱帯のコンディションで、大きな体格とフィジカル面で強い太平洋諸島の強豪チームを相手に、アウェーでプレーするという、これまで経験したことのない身体的チャレンジに挑むことになります。日本の桜の誇りを胸に、チーム一丸となって戦う覚悟で挑みます。」

将来の太平洋諸島のスターを発掘し、育成する

太平洋諸島の未来のスターたち

パシフィック・チャレンジ2024に参加する選手たちにとって、この大会はもう一つの意味を持っています。ワールドラグビーからオブザーバーがこの大会に参加しており、選手たちは最高のパフォーマンスを披露し、名誉あるパシフィック・コンバインに出場するために必要な資質を持っていることを証明するため、モチベーションが高まります。

ワールドラグビーが資金を提供するこの1週間のプログラムは、オセアニアで最高の才能を持つ選手を発掘し、ハイパフォーマンスな環境に身を置かせることで成長を加速させることを目的としています。

アピアで開催される2024年度パシフィック・コンバインに参加する有望選手25名は、パシフィック・チャレンジ(4月21日〜27日)閉幕直後に、ワールドラグビーのオブザーバーとハイパフォーマンススタッフによって選ばれます。

昨年の2023年プログラムの卒業生には、現在スーパーラグビーのフィジー・ドルアでプレーしているフランカーのイソア・トゥワイなど、優勝チームのフィジー・ウォリアーズのメンバー7人がいます。ワールドラグビー・パシフィック・コンバインに参加できるのは、トンガ、サモア、フィジー出身でプロ契約を結んでいない選手のみとなります。

今年のコンバインでは、などのエキスパートが監督を務め、一流のコーチによるコーチング、プロレベルで求められるコミットメントや意欲、規律、回復力のレベルについてアドバイスを受けるまたとない機会を提供します。

ワールドラグビーのハイパフォーマンス・パスウェイ&プレーヤー育成マネジャーのサイモン・ライワルイは次のように述べています。「2018年に始まって以来、パシフィック・コンバインはこの地域の次世代の才能を発掘するための大きな財産となっています。世界トップクラスのコーチやストレングス&コンディショニングの専門家に接する機会を提供することで、エリート環境でパフォーマンスを発揮できるよう、私たちは、ピッチ内外で未来のスタープレーヤー達がプロのラガーとして活躍するための準備を行っています。」

「ワールドラグビーが全額出資して運営するこのプログラムは、これまでにもフランク・ロマニやジェームス・ファイヴァをはじめとする卒業生を輩出しており、2024年組の多くも、スーパーラグビー・パシフィックやその他の地域でプロ契約を結ぶことになるでしょう。」

対戦カード

ワールドラグビー・パシフィックチャレンジ2024
4月10、15、20日 アピア、アピアパーク
(現地時間)

ラウンド1
2024年4月10日(水)

#1 |トンガA 対 フィジー・ウォリアーズ
アピアパーク13:15 ~

#2 | マヌマサモア対日本XV
アピアパーク16:00 ~

ラウンド2
2024年4月15日(月)

#3 | フィジー・ウォリアーズ対日本XV
アピアパーク 13:15 ~

#4 | マヌマサモア対トンガA
アピアパーク16:00 ~

ラウンド3
2024年4月20日(土)

#5 日本XV対トンガA 
アピアパーク12:15 ~

#6| マヌマサモア対フィジー・ウォリアーズ
アピアパーク15:00 ~