ラグビーワールドカップ2023フランス大会に向けた出場チームの準備が大きな節目を迎え、プールステージの期間チームの滞在地となるチームベースキャンプを選ぶ時がきました。

パフォーマンスに欠かせないチームベースキャンプは、フランス全土で開催されるラグビーフェスティバルの中心となります。フランス津々浦々のコミュニティにラグビーワールドカップの興奮を共有する機会を、そしてチームには最高の施設を提供します。

フランスにおける9つの地域が参加チームの受け入れ先として指定されており、ラグビーの最高峰のイベントであるラグビーワールドカップに、より多くの人々が参加できるようにするための中心的な存在となります。

チームベースキャンプの選択は、フランス2023組織委員会が2019年に開始した詳細なプロセスの結果であり、その中核にはパフォーマンスがあります。このプロセスは「関心表明の募集」から始まりましたが、全国から89という驚異的な数の応募がありました。最初の応募受付フェーズに続き、2つの主要な目的に基づいて事前選考が行われました。

  • ラグビーワールドカップ2023の期間中、参加資格を獲得したチームが最適なパフォーマンス環境で準備とトレーニングを行えるよう、ハイレベルな施設を提供すること。
  • 大会の目標に沿い、二酸化炭素排出量を最小化するために列車での移動に重点を置き、プールフェーズの試合に合わせてチームの移動を最適化する。

広範な技術評価と、チーム代表者による2021年11月から2022年1月までの訪問を経て、出場資格を獲得している各チームには3つのベースキャンプの選択肢が提示され、最終的には各チームが自ら選び決定します。

最終的なチームベースキャンプは、最終予選大会を通過したチームが施設を訪問する機会を得た後、今年後半に発表される予定です。出場資格獲得20チーム目で最後のチームはプールCにはいりますが、2022年11月6日から18日までドバイで開催される最終予選大会終了後に明らかになります。

RWC 2023 の出場権獲得チーム >>

ラグビーワールドカップ2023 :チームベースキャンプ

プール A
ニュージーランド:  リヨン  (オーベルニュ=ローヌ=アルプ地域圏)
フランス: リュエイル・マルメゾン  (イル・ド・フランス地方)
イタリア: ブルゴワン・ジャリュー (オーベルニュ=ローヌ=アルプ地域圏)
ウルグアイ: アヴィニョン (プロヴァンス)
ナミビア:  エクス・レ・バン (オーベルニュ=ローヌ=アルプ地域圏)

プールB
南アフリカ:トゥーロン (南部地方)
アイルランド: トゥール(サントル・ヴァル・ド・ロワール)
スコットランド: ニース (南部地方)
トンガ: クロワジー・シュル・セーヌ (イル・ド・フランス地方)
ルーマニア:リブルヌ (ヌーヴェル・アキテーヌ ) 

プール C
ウェールズ: ベルサイユ(イル・ド・フランス )
オーストラリア: サンテティエンヌ(オーベルニュ=ローヌ=アルプ地域圏)
フィジー: ボルドー(ヌーヴェル・アキテーヌ)
ジョージア: ラ・ロシェル - イル・ド・レ (ヌーヴェル・アキテーヌ)
最終予選通過チーム: 後日発表

プール D
イングランド: ル・トゥーケ・パリ・プラージュ (オー・ド・フランス地方)
日本: トゥールーズ(オクシタニー)
アルゼンチン: ラ・ボール・エスクーブラック (ペイ・ド・ラ・ロワール)
サモア: モンペリエ (オクシタニー)
チリ: ペロ・ギレック(ブリトニー)

ワールドラグビーのサー・ビル・ボーモント会長は次のように述べています。「今回の発表は、ラグビーワールドカップ2023の準備において重要なマイルストーンとなります。チームベースキャンプは、大会の重要な要素です。試合準備のための非常に優れた環境をチームに提供するだけでなく、地元コミュニティがチームや大会と触れ合う機会も提供します。」

「ラグビーワールドカップの基本的な目標は、開催地の地域文化を尊重し、永続的かつ有意義なレガシーを残すことです。チームベースキャンプは、その両方を達成するために大きな役割を果たすと同時に、チームが世界の舞台で活躍するための万端な準備ができると確信しています。」

 フランス2023のCEO、ジュリアン・コレットは次のように述べています。「私たちの組織にとって重要な場所である、これらのチームベースキャンプを紹介できることを嬉しく思います。特に、一般の人々と参加選手との真の交流の瞬間を通じて、ラグビーワールドカップ2023の祭典をフランスの各地方にお届けすることができるでしょう。」

「本日の発表は、フランス2023およびワールドラグビーチームが、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるような環境を整え、また、世界中のファンにパフォーマンスとアクセスの両面で優れた大会を提供するために、何年もかけて行ってきた努力の賜物です。」