• HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ開催地として初となるトゥールーズが、男子16チーム、女子12チームのフルラインナップを歓迎。キャプテンが『スペースシティー』を訪問。
  • オーストラリアはすでに女子シリーズのチャンピオンに決定、その他の順位と降格は2022年の女子シリーズ最終戦で決定
  • HSBCフランスセブンズ大会は、男子シリーズ2022の全9節のうちの第7節
  • 男子は南アフリカが111ポイントで首位、前節バンクーバー大会を制したアルゼンチンが105ポイントで2位、フィジー、ニュージーランド、サモアも好調
  • この3日間のイベントは現地時間5月20日(金)09:30(GMT+2)に開幕。チケットはお求めやすい10ユーロから。https://billetterie.ffr.fr/で購入可能

トゥールーズでは初開催となるHSBCフランス・セブンズ大会を前に、女子12名、男子16名のキャプテンたちが、水曜日に「スペースシティー」のアリアン5宇宙ロケットの前に勢揃いし、大会への「リフトオフ」準備が整いました。

フランス、そして世界中のラグビーファンは、5月20日から22日にかけてスタッド・アーネスト・ワロンで開催されるこの3日間のイベントで、女子・男子参加全チームが繰り広げるスリリングでパワー全開のラグビーセブンズアクションを楽しむことでしょう。

トゥールーズが女子シリーズのグランドフィナーレの場となります。オーストラリアはすでに2022年シリーズのタイトルを獲得していますが、オリンピック金メダリストのニュージーランドと銅メダリストのフィジーも競技に復帰し、女子大会はフルパワーに戻ったと言えます。アメリカ、フランス、アイルランドが2位と3位を争っており、スペインとブラジルはチャレンジャーシリーズへの降格を避けるために激しく競うことになります。

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開幕からの5節で4勝を飾っているオーストラリアは、カナダのラングフォードで行われた前節でライバルのニュージーランドを決勝で下し、女子シリーズチャンピオンに決定しました。2022年のシリーズでは、各チームのベスト4の成績のみがシリーズ最終順位にカウントされる独自の採点方式が採用されています。

オーストラリアは、スペイン・マラガで行われた第3節で金メダルを獲得し、今大会で唯一表彰台に上っていない米国と共にプールAで競います。さらにオリンピック銅メダリストのフィジーと招待チームの南アフリカも同じくプールAに入り、魅力的な顔ぶれが揃いました。

オーストラリア女子代表のキャプテン、デミ・ヘイズは次のように述べています。「カナダ大会を経て、ここフランスでシリーズを終えることができとても興奮しています。とても美しい街ですし、ファンの皆さんの前でプレーするのが待ちきれません。私たちは、このシリーズでタイトルを獲得することを目標としてきました。熱い太陽の下でシリーズを締め括ることができるのが待ち切れないです。」

ラングフォードでシリーズに復帰し、好成績を収めたオリンピック・チャンピオンのニュージーランドは、プールBでカナダ、スペイン、招待チームのスコットランドと対戦します。プールCでは、ラングフォードで銅メダルを獲得したアイルランドが、開催国でオリンピック銀メダリストのフランス、さらにイングランド、ブラジルと対戦し、現在の降格ゾーンから抜け出すために不可欠なシリーズランキングポイントの獲得を目指していくことになります。

フランス女子代表のキャプテン、ジェイド・ウルトゥール選手も次のように語っています。「フランスでの試合は久しぶりなのでとてもうれしく、ワクワクしています。私たちの目標は決勝トーナメントに進出することで、もしフランスでの最初の大会で優勝できたら素晴らしいと思います。」

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男子シリーズでは9節のうち終了しているのは6節で、勝負はまだ決まっていません。2022年大会は独自の採点方式により、9節ベスト7の成績のみが各チームのシリーズ最終順位に加算されます。

2021年シリーズの覇者である南アフリカは、2022年シリーズの開幕から4連勝と好調を維持し、111ポイントでランキングトップに立ちました。しかし、オリンピック・チャンピオンのフィジー、2020年シリーズの優勝者であるニュージーランド、そして新型コロナ感染拡大によるロジスティックス上の課題によりやむなく欠場していたサモアが復帰するなど、ファンはトゥールーズでの熱い戦いが期待できそうです。

バンクーバー大会での勝利でシリーズ105ポイントを獲得し、自信に満ち溢れた気分で到着するアルゼンチンの「ロス・プーマス」は、イングランド、カナダそして日本と共にプールAで競います。

アルゼンチン男子代表のキャプテン、ガストン・レボルは次のように語りました。「私たちは月曜日に到着し、大会に向け順調に準備を進めています。私たちは常に自分たちのゲームとパフォーマンスを向上させ続けたいと考えています。バンクーバーではとても良い結果を残せたので、ここフランスでもそれを繰り返したいと思っています。」

男子プールBでは、オリンピック2冠王のフィジーがウェールズ、ケニアとともに開催国のフランスに挑みます。プールCでは、シリーズポイント100を獲得している3位のオーストラリアが、ニュージーランド、スコットランド、米国と対戦します。

現在シリーズの首位に立つ南アフリカは、大活躍のサモア、アイルランド、スペインとプールDで対戦し、シーズン初期の圧倒的なフォームを取り戻そうとしています。

キックオフは金曜日の午前9時30分(現地時間)です。HSBCフランスセブンズのチケットの価格は10ユーロからとなっており、https://billetterie.ffr.fr/でお求めいただけます。日曜日には決勝戦が行われます。

お住まいの国の放送局で放送されていないファンの皆さまも楽しめるよう、ワールドラグビーのデジタルプラットフォーム(www.world.rugby、You Tube、Facebookなど)からライブストリームで試合を観戦することができます。

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ラグビーワールドカップ2023を開催するフランスは、パリ・オリンピック2024の開催も控えています。昨年の東京五輪でメダル獲得を達成したフランス女子代表チームも、あの素晴らしい活躍を再び、と意気込んでおり、HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズのトゥールーズ大会は、フランスラグビーにとって非常にエキサイティングな時期の開催となります。

しかしその前の2022年もラグビーセブンスにとって大きな年です。シリーズと並行し、7月29日から31日にはイギリスのバーミンガムでコモンウェルスゲームズが開催され、8月27日から28日にかけてロサンゼルスで男子シリーズのグランドフィナーレが行われた後、9月9日から11日にかけて、記録破りのラグビーワールドカップ・セブンズ2022が南アフリカのケープタウンで開催される予定です。

女子のシリーズは日曜日に終了しますが、トゥールーズ入りした参加チームは、夕方に行われるHSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズアワードに出席し、2022年シリーズに関わった人々の功績を称えます。

ラングフォードですでにタイトルを獲得しているオーストラリア代表チームの選手たちは、いくつかの名誉ある賞の有力な候補者でもあります。ファンの皆さまは、ワールドラグビーセブンズのソーシャルメディアチャンネル (https://twitter.com/WorldRugby7s)で投票に参加することができます。女子トライ・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀トライ賞)の候補者、ポーシャ・ウッドマン(ニュージーランド)、リリー・ディック(オーストラリア)、エイミー・レイ・マーフィー・クロウ(アイルランド)のうちいずれかに投票して受賞者を決定します。授賞式は、5月22日(日)の夜、トゥールーズのサントル・デ・コングレ(Centre des Congrès)で開催されます。