ワールドラグビーは、シャーロット・サミュエルソンを最高執行責任者(COO)に任命したことを発表しました。

意欲的な新戦略計画 の柱を実現するためにワールドラグビーの組織構造が継続的に進化する中、サミュエルソン氏が5月にダブリンのワールドラグビーチームに加わり、財務、法務、技術、リスク、人事など、ワールドラグビーの企業活動全般を統括する責任を負うことになります。

監査役の資格を持ち、心理学と英語・哲学の学位も持つサミュエルソン氏は、経営管理と企業サービスの分野で実績を積み、これまでクローズ・ブラザーズ、ヴァンキス銀行、バークレイズ銀行、グラント・ソントンで要職を務めたほか、EY、BBC、ブレークスルー乳がんチャリティーでコンサルティング、内部監査、リスク管理を担当しました。

ワールドラグビー最高責任者、アラン・ギルピンは次のように述べています。「私たちは近年、ワールドラグビーの組織について全面的な見直しを行っており、急速に進化する競争の激しいスポーツ市場において、ラグビーの世界的な成長を実現するために効果的に統括し、ラグビーを主導していくため、世界トップクラスの人材、技術、システム、プロセスを整備する必要があります。」

「この新しい最高執行責任者の役割は、そのようなニーズを反映して新設したものであり、シャーロットをこの極めて重要な役割に任命することを嬉しく思っています。彼女の広範で幅広い経験によって、私たちは、人材をはじめこれらの重要な分野への開発と投資を続けることが可能となり、世界的にラグビーに投資し、さらに目的志向のアプローチをとるビジネスとしてのワールドラグビーの成長を支援することができるでしょう。

生涯のラグビーファンであり、サリー県クリケットクラブの非常勤役員などスポーツ分野での経験を持つサミュエルソン氏は、ワールドラグビー、そして世界のラグビーの変化と成長というエキサイティングな時期に貢献し、128カ国の加盟協会と6つのリージョン協会をサポートしていくことを楽しみにしています。

サミュエルソン氏は次のように述べています。「ワールドラグビーの最高執行責任者という職務は、私のスポーツに対する情熱と、20年にわたるさまざまな業界における企業での経験を融合させた職務であり、この職務に任命されたことをとても嬉しく思っています。ワールドラグビーにはエキサイティングな時代が待っています。私たちの戦略計画を成功させるためには、最高クラスの経営機能を確保することが不可欠です。仕事を始めるのが待ち遠しいです。」