ワールドラグビーではこのほど、競技規則第5条「時間」および第18条「タッチ」に関して、特定の状況において現行の競技規則が意図せぬ結果を生む場合があることから、若干の条文修正が承認されました。

特定の状況に対応する以下の条文修正が、世界的にどの試合でも即日施行となっています。

競技規則5.7 (c) (ボールがデッドになったときに前半または後半が終了した場合における例外)

競技規則5.7 (c)は、残り時間がなくなった際に、ペナルティが与えられたチームがボールをタッチに蹴り出し、そのボールが他のプレーヤーやレフリーに触れることなく立平面を越える前にバウンドした場合の状況について整合性をとるために修正されました。

競技規則の原則として、ラインアウトは、スクラムの選択と同様に、異なる形でのペナルティの選択肢になりえます。したがって、たとえボールがバウンドしてタッチになっても、蹴った側のチームがボールを保持すべきです。

条文修正された5.7 (c)は以下の通りです:「残り時間がなくなった後にボールがデッドになったら各ハーフは終了するが、ペナルティキックが、ボールが初めにタップキックされることなく、かつ、他のプレーヤーに触れることなく、直接タッチに蹴り出された場合を除く。」

実際には、これは次のことを意味します:ペナルティでボールが蹴られた – プレーヤーがボールを蹴ってタッチになった(直接、または、フィールドオブプレー内でバウンドしてから、あるいは、プレーヤーかレフリーに触れてから)。マークの地点:ボールがタッチラインに到達した地点。どちら:蹴った側のチーム。

競技規則18.8 (c) (ラインアウト)

ペナルティによりボールがタッチになったキックを蹴った側のチームがラインアウトにボールを投入することの背後にある原則は、反則をしていない側のチームが意図したようにタッチになるキックを蹴った結果ボールを保持できる利益を得ることです。

しかし、蹴った側のチームがそのキックの間にボールを争奪することを選び、そのチームのプレーヤーがキックをチェイスしてタッチになろうとしているボールに触れた場合、その結果行われるラインアウトにおいてボールを投入する権利は失われます。現行の競技規則の文言では、ボールがタッチに出る前にそのチームのプレーヤーに触れても、蹴った側のチームがそのままラインアウトにボールを投入することになるので、意図する原則から外れてしまっていました。

そのため、競技規則18.8 (c) は、上記のような意図しない逸脱を解消するために以下のような文言修正を行いました: 出来事:ペナルティによりボールが蹴られた – プレーヤーがボールを蹴ってタッチになった(直接、または、フィールドオブプレー内でバウンドしてから、あるいは、プレーヤー相手プレーヤーかレフリーに触れてから)。マークの地点:ボールがタッチラインに到達した地点。どちら:キックした側のチーム。

ワールドラグビーでは、世界各国で施行中の一連の限定的試験実施ルールについてラグビーファミリー(プレーヤー、コーチ、レフリー、および、ファン)を対象に調査を実施する予定です。競技規則検討グループ(LRG)では、そのうちどの試験実施ルールを世界的実施に進めるべきかの提言を6月までにまとめることにしており、決定までのプロセスの一環としてラグビーファミリーからの意見を聞きながら進めていきます。

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