この夏の欧州遠征でブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ、アイルランド代表との対戦が決まっている日本代表が、秋の遠征でスコットランド代表と対戦することが決まった。11月20日(土)に日本代表がエジンバラのマレーフィールドに乗り込む。

日本とスコットランドの顔合わせは、2019年ラグビーワールドカップのプール最終戦で日本が28-21で勝利して以来だ。スコットランドにとっては、その黒星でプールステージ敗退が決まった経緯もあり、今回は雪辱を期す対戦となる。

日本代表にとっては、7月のアイルランド戦に続いて、ワールドカップ日本大会のリベンジを狙う相手とのアウェイでの手合わせで、2023年ラグビーワールドカップへ向けての強化として貴重な機会となることは間違いない。

藤井雄一郎・日本代表ナショナルチームディレクターは、「7月のアイルランド戦に続いて、この戦いもラグビーワールドカップ日本大会のリベンジを受ける立場。このリベンジにどう勝っていくかが、強豪国入りの条件であると考えている」と述べている。

スコットランド代表とのテストマッチは当初は昨年秋に予定されていたが、新型コロナウィルス感染の世界的流行で、実施は見送られていた。

現在も続いているコロナ禍によって、選手たちは徹底した感染防止対策など制約のある中での活動を余儀なくされているが、藤井ディレクターは「準備において、どれくらい日本国内の感染状況が収束しているかも、重要な勝利への要素となる」とした。

日本代表とスコットランド代表の通算対戦成績は、日本の2勝10敗。