• 東京で開催されるオリンピック大会に向けて12ヶ国から22名のマッチオフィシャル陣が決定
  • ラグビーワールドカップ優勝チーム、ニュージーランドのセリカ・ウィニアタなど国代表選手でレフリーとしても活躍する5名を含む
  • 女子レフリー8名、うち2名が2度目のオリンピック登場を果たす
  • ラグビーセブンズ(7人制ラグビー)の競技は東京スタジアムで2021年7月26日〜31日に行われる
  • ワールドラグビーによる400万ドルの拠出金に支えられチームが準備を進める中、4月17日(土)でラグビーセブンズのオリンピックでのキックオフまであと100日を迎える

ワールドラグビーは、2021年7月26日に東京スタジアムでキックオフするまであと100日のマイルストーンを記念し、延期されていた東京オリンピック2020の女子・男子ラグビーセブンズ競技で審判員を担当する22名のマッチオフィシャル陣を発表しました。

8名の女性レフリーを含むマッチオフィシャル陣は、4大陸、12ヶ国から選定。経験豊かなベテランレフリーから、今回オリンピックデビューを飾る才能あふれる若いレフリーまでバラエティーに富んだ顔ぶれとなりました。

セーラ・コックスとエイミー・ペレットはともに2016年のリオ五輪でも活躍し、ペレットはこの時オリンピックでのレフリーデビューを果たし、女子の3位決定戦でもレフリーとして活躍しました。進歩の証として明白なのは、今回選ばれたマッチオフィシャルのうちパウロ・ドゥアルテ(ポルトガル)など6名が、2018年にブエノスアイリスで開催されたユースオリンピック大会で貴重な経験を積んでいたということです(ドゥアルテは同大会の男子決勝戦で主審を務めました)。

マッチオフィシャルの選考はワールドラグビーのマッチオフィシャル選考委員会によって行われ、候補者のパフォーマンスとフィットネスに関する厳しい評価を経て選ばれました。選ばれたマッチオフィシャルは全員、毎年開催するHSBCワールドラグビーセブンズシリーズで活躍しており、多くのオフィシャルはサンフランシスコで開催されたラグビーワールドカップ・セブンズ2018、また同年ゴールドコーストで開催されたコモンウェルスゲームズでも活躍しています。

また、このマッチオフィシャル陣にはジャージを笛に交換した元国代表選手5名が含まれています。40キャップを誇るセリカ・ウィニアタは、ブラックファーンズの現役プレーヤーであり、来年開催されるラグビーワールドカップでは故郷での戦いを目指しています。ウィニアタ選手は2度目のラグビーワールドカップとなった2017年大会の決勝戦で2トライを決めています。ブラックファーンズ・セブンズの元プレーヤーでもあり、2013年のラグビーワールドカップ・セブンズで優勝、同2009年大会では準優勝に輝きました。その後レフリーとして、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズの4大会で活躍し、また2019年11月に行われたオセアニア・ラグビー女子セブンズチャンピオンシップでの審判で高く評価されました。

ジュリアン・ザスマンもまたプレーヤーからレフリーに転身した人で、カナダ代表選手として44のテストマッチに出場。3回のラグビーワールドカップに出場しており、2014年大会では準優勝を果たしています。マデレーン・パッツはオーストラリア代表として、ラグビーワールドカップ2014での2試合をはじめ、計4回のテストマッチに出場しています。男子では、イングランド代表として2005年のラグビーワールドカップ・セブンズ、また2006年のコモンウェルスゲームズに出場したリチャード・ホートン、そして2009年のラグビーワールドカップ・セブンズ、そして2006年に開催したコモンウェルスゲームズでオーストラリア代表として活躍したデーモン・マーフィーがいます。

東京2020オリンピック大会のラグビーセブンズ・マッチオフィシャル一覧:

男子大会:

ジェームス・ドールマン(ニュージーランド)

クレイグ・エバンス(ウェールズ、グレートブリテン)

フランシスコ・ゴンザレス(ウルグアイ)**

橋元教明(日本)

リチャード・ホートン(イングランド)***

デーモン・マーフィー(オーストラリア)***

ネフエン・リベロ(アルゼンチン)**

マット・ロデン(香港)

ダミアン・シュナイダー(アルゼンチン)**

ジョーダン・ウェイ(オーストラリア)***

 

女子大会:

セーラ・コックス(イングランド、グレートブリテン)* & ***

エイミー・ペレット(オーストラリア)

ホリー・デービッドソン(スコットランド、グレートブリテン)***

ローレン・ジェナー(ニュージーランド)**

アダム・ジョーンズ(ウェールズ、グレートブリテン)

パウロ・ドゥアルテ(ポルトガル)**

タイラー・ミラー(オーストラリア)

マデレーン・パッツ(オーストリア)**

テビタ・ロコヴェレニ(フィジー)***

セリカ・ウィニアタ(ニュージーランド)

ジュリアン・ザスマン(カナダ)

 

フランスのジェレミー・ロジエも男子大会のマッチオフィシャルに選ばれていましたが、トレーニング中に負傷し辞退しています。日本の橋元教明「ノリ」は東京でアシスタントレフリーを務めます。

また本日、ホリー・デービッドソン(スコットランド)、サム・グローブ・ホワイト(スコットランド)、セーラ・コックス(イングランド)リチャード・ホートン(イングランド)、アダム・ジョーンズ(ウェールズ)、クレイグ・エバンズ(ウェールズ)、そしてパウロ・ドゥアルテ(ポルトガル)が、6月19、20日にモナコで開催するワールドラグビー・セブンズ敗者復活戦大会(東京五輪の女子2枠、男子1枠となった最後の出場枠を決定するオリンピック最終予選大会)のマッチオフィシャルに決定しました。

ワールドラグビーのハイパフォーマンス・セブンズ・レフリーマネジャー、パディー・オブライエンは次のように述べています。「私たちは候補者の実績の徹底的な評価を経て選定を行いました。選考プロセスに関わってくださった皆さんに感謝いたします。」

「プレーヤーやコーチ、そしてチームと同様、マッチオフィシャルも、彼らのキャリアハイライトとなるであろう東京五輪という舞台で最高の実力が発揮できるよう、身体的にもメンタルの面でも万全の状態で東京入りするための準備とトレーニングに勤しんでいます。」

「私たちは、マッチオフィシャルとプレーヤーが互いに尊敬し合い、ラグビーの価値を実行するという点で主導的立場にいることを誇りに思います。オリンピックは地球上における最高のスポーツ祭典であり、本日発表となったマッチオフィシャル陣の各人がその舞台で、最高の品位とスキル、そして誇りを持って、自分自身そしてラグビーというスポーツを表現してくれると信じています。」

オリンピック競技であるラグビーセブンズがキックオフするまであと100日のマイルストーンを記す4月17日(土)は、4月2〜3日、8〜9日にドバイで行われたハイパフォーマンス準備イベントで男女14チームが対戦し、オリンピックへの準備が加速した時でした。

オリンピック大会では、チームもレフリーも万全の準備を整えて臨めるよう、そして国際オリンピック委員会からの支援のおかげを持って、ワールドラグビーがオリンピック出場国協会のセブンズプログラム及びドバイでの大会などのハイパフォーマンス準備イベント運営費に充てるための援助として400万ドルを投資しています。

オーストラリアとフィジーがリオ五輪で優勝を飾った女子、男子オリンピックチャンピオンですが、近年のHSBCワールドラグビー・セブンズシリーズでも明らかなように、実力の差は小さくなっており、リオ五輪では男子で4位を獲得し、パンデミック発生直前に終了した第1回HSBCワールドラグビー・セブンズ・チャレンジャーシリーズ2020年大会で優勝した開催国チーム日本をはじめ、より多くのチームが表彰台に立つ可能性を強めています。

ラグビーセブンズがオリンピック競技に追加されて初めてのオリンピックとなったリオ五輪では、世界中で3000万人の新規ファンを惹きつけるなど、ラグビーに大きな影響を与えました。視聴者数で記録を破り、国民の想像力を掻き立て、日本とアジア全土で「にわかファン」を大量生産し大成功を収めたラグビーワールドカップ2019日本大会に続き、ラグビーセブンズは東京五輪で最も人気を集めるイベントの一つになると期待されています。

男子競技は7月26〜28日、女子は7月29〜31日にそれぞれ行われ、決勝戦は「スーパーサタデー」に行われます。全試合、ラグビーワールドカップ2019の開幕戦の舞台にもなった東京スタジアムで行われます。

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