- 4月6日は#IDSDP21
- 社会に結束とポジティビティーをもたらすスポーツの役割の認知
- #RugbyForDevelopmentプロジェクトで世界中の地域社会を支援
- Campus 2023（実習トレーニングセンター）をFrance 2023 までに発足
4月6日、開発と平和のための国際スポーツデーに世界中のスポーツ界が再び結束し、コミュニティーを強化し、社会全体で平和を育み、理解を深めていく上でスポーツが重要な役割を果たしていることを認識し奨励します。
国際オリンピック委員会の支持を得て発した2013年の国連総会宣言以来、毎年4月6日、コミュニティーレベルの青少年アスリートから、世界の舞台で活躍するプロチーム、そしてそれ以外のあらゆる人々が#IDSDPを祝ってきました。スポーツが結束するためには、スポーツは、開発と平和のためのツールとして活用した時、社会の変化と機会、そして社会にとってポジティブなベネフィットをもたらす重要な牽引役であるということを認知することです。
世界中でラグビーは、規律、尊重、品位、情熱、そして結束という人格形成の価値で知られており、ファンやプレーヤーは、ラグビーを心に地元の学校やクラブ、または慈善団体への支援活動を通じ、自分たちの地域社会に恩返しをするためにゲームを活用したいという志を示しました。この、ラグビーならではの精神は、新型コロナ禍の厳しい状況において特に顕著で、最近の「ワールドラグビー・アワード」では、ラグビーファミリーの多くの個人や組織が、その奉仕活動を称えています。
Rugby for development（開発のためのラグビー）は、ゲームを通じて地域のコミュニティーの発展、そして広い社会へ貢献をすることにフォーカスを当てています。#RugbyForDevelopmentの取り組みは、ほぼ全てが持続可能な開発目標を反映しており、ラグビーの持続可能性を活用して、日々様々な挑戦に直面する多くのコミュニティーにおいて、サステナブルで測定可能、価値に基づいたプログラムを実施しています。
これらRugby for developmentプログラムは、教育、健康、ジェンダー平等、多様性、インクルージョン、環境責任、そして平和構築のゴールを達成するための測定基準を設けています。ラグビーのチームダイナミックと、提唱する強い結束を維持しながら、実績のモニタリングを行い、連携していくことがこれらのプログラムの成功の鍵であり、他の組織がそれぞれの目的や社会の挑戦に立ち向かうために同様のプログラムを立ち上げる時に、インスピレーションを与えます。
ワールドラグビーは、協会、リージョナルアソシエーション、大会運営組織、商業パートナーやサプライヤーなど世界中の様々なステークホルダーと、公式・非公式にパートナーシップを組んで連携し、Rugby for developmentを活用した様々な取り組みを通じて、行ってきた重要な活動を評価します。
4月6日、IDSDPを記念して、コミュニティーや国レベル、またリージョン及び国際レベルでプログラムが実施されます。コミュニティーや社会が直面する共通の問題を解決するために行うRugby for developmentプロジェクトのいくつかの例を挙げます：
- アフリカ ― Bhubesi Pride（教育、地方開発、地方経済）
- アジア ― ChildFund Rugby（リーダーシップ、ジェンダー平等、保護）
- アメリカ ― Trust Rugby International（心身障害、インクルージョン）
- ヨーロッパ ― SOS Kit Aid（結束、環境のサステナビリティ）
- オセアニア ― Get Into Rugby PLUS（教育、暴力の予防）
一方、France 2023が創設した見習い実習トレーニングセンター「Campus 2023」が先週大々的にオープンし、フランスのジャン・カステックス首相とジャン＝ミシェル・ブランケール国民教育大臣、エリザベット・ボルヌ労働大臣、そしてロクサナ・マラシネアヌスポーツ大臣が参列しました。「実習生の大志をスポーツの奉仕に」という目標を掲げ、（プログラムに参加する3,000名のうち）合計1,500名の実習生が3月29日に実習初日を迎えました。
ジャン・カステックス仏首相Campus 2023 を発足>>
加えてワールドラグビーは、 国際オリンピック委員会, 平和とスポーツ, 国際車椅子ラグビー連盟 及び国際ゲイラグビーなど様々なステークホルダーと密接に連携し、持続可能でインクルーシブな開発のためのラグビープログラムを実施します。
ワールドラグビーのサー・ビル・ボーモント会長は次のように述べました。「ラグビーはみんなのためのスポーツであり、今年の開発と平和のための国際スポーツデーでは、新型コロナウィルスの世界的なパンデミックによってこれまでにないユニークな状況下、世界中のコミュニティーにポジティビティーと結束をもたらすスポーツのパワーは、これまで以上に意味を持します。」
「このような厳しい時に、社会に役立とうと立ち上がり、ラグビー偉大な価値を行動で示した世界中のラグビーファミリーの皆さまの尽力を目の当たりにできたことをたいへん誇りに思います。ワールドラグビーは、リージョナルアソシエーション及び加盟協会と密接に協力しながら、世界中の多様なコミュニティーに働きかけるためのラグビープログラムを拡大させていきます。」
ラグビーとサステナビリティについての詳しい情報はwww.world.rugby/sustainabilityをご覧ください。
またインクルージョンプログラムに関する詳しい情報はwww.world.rugby/rugbyforall をご覧ください。