• 2021年ワールドラグビー・エグゼクティブリーダー・スカラーシップの新たな受給者12名が選ばれる
  • この変革的な人材育成プログラムにこれまでワールドラグビーが拠出した投資額はおよそ50万ポンド
  • 2018年以来、世界中の49名に奨学金を支給
  • 野心的な女子戦略計画の達成に直接繋げるプログラム

国際女性デーのこの日、ワールドラグビーは世界中から12名の女性を「2021年女子エグゼキュティブ・リーダーシップスカラーシップ」の受給者として選出し、この変革的なプログラムを通じて、「女性リーダーの育成を加速する」というワールドラグビーの堅い決意を新たに証明しました。

#IWD2021のテーマである #ChooseToChallenge(挑戦を選ぶ)に並んで、ワールドラグビーは「エグゼクティブリーダーシップスカラーシッププログラム」へ、2018年の発足以来49万ポンドを投資しています。プログラムに選ばれた候補者にはそれぞれ1万ポンドが支給される上、より広範囲にわたるラグビーファミリーのインスピレーショナルなリーダー(男女問わず)による非公式のメンタリングが提供されます。

ワールドラグビーの 女子ラグビーの世界的発展を加速させる戦略計画 2017-25 の鍵である「エグゼクティブリーダーシップスカラーシッププログラム」は、フィールド内外におけるインスピレーショナルなリーダーの育成を目指すこの計画に直接つながるものです。

当初は2年間の計画で発足したプログラムでしたが、想像以上の成功を遂げ、現在4年目に突入しています。世界中から37名 がすでにこのプログラムの恩恵を得ており、重要なリーダーシップの役職に任命されているプログラム卒業生たちがいます:

  • マージョリー・エンヤ:ラグビースダメリカ協会代表ワールドラグビー理事
  • マリア・カタリナ・パラシオ:スダメリカ協会ラグビー理事
  • エイダ・ミルビー:フィリピンラグビー・フットボール協会会長
  • ヴィエンサマイ・スークサヴァン:ラオラグビー連盟のチーフ・エグセクティブ
  • ローランド・ボロ:ラグビー・アフリカ代表ワールドラグビー理事
  • Drアラバ「ルー」チントー:カナダ代表、女性初の北米ラグビーボードメンバー、ワールドラグビー 、トランスジェンダー 参画ワーキンググループの議長
  • マハ・ザオウイ:ラグビーアフリカ地域女子開発マネジャーとしての初任命

これは現在ラグビーのガバナンスに関与している女性、上級管理レベルに従事している女性、またはラグビー界において2年以内に上級管理レベルまたは協会/リージョナルアソシエーションのボードメンバーになる素質がある女性のためのプログラムです。

ワールドラグビーのサー・ビル・ボーモント会長は本日、次のようにコメントしました。「国際女性デー2021のこの日、ワールドラグビーが、当団体の変革的な女子エグゼクティブ・リーダーシップスカラーシッププログラムに12名の新たな奨学生を発表できる事を誇りに思います。私たちはラグビーにおける女性のリーダーシップ進出を全面的にコミットしており、このプログラムは私たちのスポーツの今後の普及に大きなインパクトを与える重要な取り組みです。」

「2021年の奨学金受給者は、ラグビーのリーダーとして素晴らしい偉業を成し遂げているこのプログラムの卒業生たちのようにインパクトのある将来を築いてくれる事でしょう。ワールドラグビーの「エグゼクティブリーダーシップ・スカラーシッププログラム2021」の受給者の皆さん、おめでとうございます。」

2021年ワールドラグビー 女子エグゼクティブリーダーシップ・スカラーシップ受給者:

  • アナ・ツイケテイ(フィジー):フィジーラグビー協会、及びオセアニアラグビー協会のジュディシャル・オフィサー
  • ラナ・アサイゴ・カミ(パプアニューギニア):パプアニューギニアラグビー協会リーガルコンサルタント、ボランティア、「Coalition of Change 」のボードメンバー
  • アナベル・キーホー(カナダ):ブリティッシュコロンビアラグビー協会CEO、ラグビーカナダ、カナダ全国プレーへの復帰ワーキンググループ議長
  • メガン・ホワット(カナダ):ラグビーカナダ、ボードメンバー
  • アビゲイル・ンニキワ(ジンバブエ):ジンバブエラグビー協会ボードメンバー、ジンバブエ女子ラグビー委員会会長
  • ペリス・ムココ(ケニア):ケニアラグビー協会ボードメンバー
  • ディエニット・ヴァレンシアノ・カスカンテ(コスタリカ):コスタリカラグビー連盟女子開発オフィサー、中米女子ラグビー委員会メンバー
  • ナタリア・ディアズ(アルゼンチン):UAR女子ハイパフォーマンスコーチ、アルゼンチン女子代表チームスタッフ
  • ハナ・シュランゲロヴァ(チェコ共和国):チェコラグビー協会ボードメンバー、テクニカル委員会メンバー、女子ラグビー委員会会長
  • レベッカ・デービス(イングランド):RFU選挙母体およびクラブ開発サブコミッティーメンバー、RFUスタフォードシャークラブ開発会長
  • ナヒード・ビヤージョマンディ(イラン):(写真)アジアラグビーExcoメンバー、アジア女子諮問委員会第一副議長、イランラグビーボードメンバー及び開発委員会会長
  • セーラ・アブド・エルバキ(シリア):シリア女子ラグビー開発長、アジアラグビー大会委員会メンバー、ガールズ・ラグビー・クラブ(GRC)アドバイサリーボードメンバー

女子アドバイサリーコミッティー議長、セルジュ・シモンは次のように述べました。「エグゼクティブリーダーシップスカラーシッププログラムを通じて、より多くの女性たちが意思決定・リーダーシップの地位に就くようになり、ラグビー界におけるリーダーシップ情勢は進化しています。私たちは、あらゆるラグビーレベルにおいて平等な機会を世界中の女性たちに提供してゆく事にコミットしています。本年のスカラーシップの受給者の皆さま、おめでとうございます。」

ワールドラグビー女子ラグビー、ジェネラルマネジャー、ケイティー・サドラーは次のようにコメントしています。「エグゼクティブリーダーシップ・スカラーシップの真のサクセスストーリーの一つは、プログラムによってラグビー界の女性がより迅速にリーダーシップのポジションに推し進められているかを証明したということではなく、リーダー、そして未来のリーダーたちが強い絆で結ばれたグローバルネットワークが自然発生的に構築され、お互いがガイダンスを求め合い、知識を共有し合い、どんなに小さくてもプロとしての成功を喜べ合うことができるようになったことです。今年のスカラーシップ受給者の皆さまのプロフェッショナルデベロップメントを見守り、応援するために取り組んでいけることを楽しみにしています。」

過去のスカラーシップ受給者一覧>>