ニュージーランド代表の2015年ラグビーワールドカップ優勝メンバーで、昨年の日本大会でも活躍したTJ・ペレイラ選手が、ジャパントップリーグ2021シーズンでプレーする。

 ハカのリーダーを務めることでも知られている28歳のスクラムハーフの獲得を、NTTドコモ・レッドハリケーンズが10月19日に発表した。

 NTTドコモはすでに、南アフリカ代表の2019年ワールドカップ優勝の立役者の一人、WTBマカゾレ・マピンピ選手、ウェールズ代表SOオーウェン・ウィリアムス選手らの加入を発表済み。今回ペレナラ選手というビッグネームの獲得で、新シーズンへ向けた戦力はさらにレベルアップした。

 スタンドオフでもプレーできるペレナラ選手は、ユース年代から注目を集め、2011年にはU20代表でジュニア世界選手権に優勝した。オールブラックスでは2014年に初キャップを獲得。パワフルなパスや走りにキックという高い攻撃能力を発揮してチームに貢献し、代表キャップは現在までに66を数える。長年プレーしてきたハリケーンズでは共同主将も務めており、リーダーシップも期待されている。

ペレナラ選手はNTTドコモを通じて、「僕はここ数年、日本スタイルのラグビーを素晴らしいと感じていたので、NTTドコモに入ってチームの成功に貢献することが楽しみだ。新しいコーチングチームやチームメイトとともに協力して行うこれからの仕事は、素晴らしいものになると思っている」と新チームへの思いを明かした。

「家族とともに日本に行けることを、とても楽しみにしている。僕たち家族は、この機会に新しい文化を経験して慣れ親しんだものの外でチャレンジしてみたいと強く思っている」とコメントしている。

ジャパントップリーグの新シーズンは、来年1月16日に開幕が予定されている。