• ラグビーワールドカップ2021出場が決まった9チーム全てがコーチング・インターンシップ・プログラム参加を決定
  • RWC 2021に参加する協会のうち6協会が既にコーチングインターンを発表
  • 南半球で開催される初めてのRWC 2021まであと1年を記念し発表
  • インターンに選ばれたコーチはRWC 2021出場代表スコッドマネジメントチームに1年間配属される
  • RWC 2021コーチング・インターンシップ・プログラムは、IOC国際開発助成金の一環としてワールドラグビー が100パーセント支援するプログラム

ワールドラグビー は、本日、ラグビーワールドカップ2021独自のコーチング・インターンシッププログラムに、大会出場9チーム全てが参加すると発表。すでに6名のコーチがこのプログラムに参加することが決定。

この変革的なプログラムは大志を抱く女性エリートコーチたちを対象に、ハイパフォーマンス環境の中での質の高い能力開発の機会を提供するもので、選ばれた参加者は12ヶ月間RWC 21の国代表スコッドのマネジメントチームに配属されます。

女子の旗艦イベントであるラグビーワールドカップ2021が、2021年9月18日にキックオフするまで残り1年となるこの日の発表となりました。第9回大会は、初めて南半球で開催する大会となり、全大会で優勝に輝いたニュージーランドがオークランドとファンガレイで開催します。

ラグビーワールドカップ2021コーチインターン発表:

  • カナダ:マリア・ガロ: カナダ15人制&セブンズ代表選手、ラグビーカナダの殿堂掲額者、UBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)サンダーバード女子ラグビープログラム元ヘッドコーチ、カナダ女子15人制ラグビー現アシスタントコーチ。
  • フランス:セリーヌ・アランマー: 元フランス15人制&セブンズ代表、スタッド・レネ・ラグビーコーチ
  • USA: ケイト・デイリー: 元USA15人制代表選手、ペン・ステイト・女子ラグビーヘッドコーチ、USA女子15人制チームのアシスタントコーチ
  • イングランド:エイミー・ターナー: 元イングランド15人制&セブンズ代表選手、RFUプロフェッショナル・パスウェイ・オフィサー、女子パフォーマンス・パスウェイコーチ
  • 南アフリカ: ローリアン・ヨハンス: 元南アフリカ15人制代表選手、南アフリカ女子U20ヘッドコーチ
  • オーストラリア: イング・ヴィッサー: オランダ15人制&セブンズ代表選手、ニューイングランド大学元ヘッドコーチ 

フィジー、ニュージーランド、そしてウェールズも年末までにはこのプログラムに参加する女性コーチを発表するとし、またラグビーワールドカップ2021の残りの出場枠3チームにもこのイノベーティブなプログラムに参加する女性コーチを選出する機会が与えられます。

2017-25 女子ラグビー戦略計画の「インスピレーショナルなリーダーシップの育成」という当団体のミッションに沿って、ワールドラグビーはラグビーにおける女性コーチの育成支援にコミットし、ラグビーワールドカップ2025では少なくともコーチの40%が女性であることという大きな目標を掲げています。

ワールドラグビー 、女子ラグビー競技ジェネラルマネジャーのケイティ・サドラー氏は次のように述べています。「ラグビーワールドカップ2021出場チームの全てが、コーチ陣の拡大と多様化に向けたこの機会を利用してくださることを非常に嬉しく思います。今後も引き続きコーチング・インターンシッププログラムを通じ女性コーチの育成を支援していきます。」

「女性コーチのための質の高い育成環境を作ることは、彼女たちが適切かつ有意義な経験を積んでいくために大変重要で必要なステップですが、男子ラグビー、女子ラグビーを問わずハイパフォーマンス・コーチとして女性コーチが活躍する道には障壁が存在していることを知っています。」

ワールドラグビー 、女子諮問委員会議長、セルジュ・シモン氏も次のように述べています。「コーチング・インターンシッププログラムは、女性のハイパフォーマンスコーチのプロフェッショナルデベロップメントを加速させるためのシンプルながら効果的な方法です。各協会から選ばれた皆さん、おめでとうございます。ラグビーワールドカップ2021シニアコーチングマネジメントチームに配属され、歩んでいかれる皆さんの旅路を楽しみに見守っていきます。」

ラグビーワールドカップ2021コーチング・インターンシッププログラムには、国際オリンピック委員会がワールドラグビー に拠出した国際開発補助金の一部を投入し支援しています。

このプログラムは、包括的な報告書「女子ハイパフォーマンス・コーチング・レビュー」で報告されたハイパフォーマンスレベルにおける女性の存在の著しい欠如の指摘を受けて発足したもので、男子ラグビー、女子ラグビー全体におけるハイパフォーマンスレベルの女性コーチ不足を解消することを目的としています。