• 変革的なラグビーワールドカップ2021コーチング・インターンシッププログラムはRWC 21に参加する全ての加盟協会を対象とする
  • このプログラムを通じ、志を持つエリートコーチの女性たちがハイパフォーマンスの環境において質の高い能力開発の機会を得る
  • 選ばれた参加者は、12ヶ月間RWC 21の国代表スコッドのマネジメントチームに配属される
  • このプログラムは、男子ラグビー、女子ラグビー全体におけるハイパフォーマンスレベルの女性コーチ不足を解消することを目的とする
  • ラグビーワールドカップ2021コーチング・インターンシッププログラムには、国際オリンピック委員会がワールドラグビー に拠出した国際開発補助金の一部を投入
  • ワールドラグビー は、ワールドカップ2025における全コーチの少なくとも40%が女性であることを目指す


ワールドラグビー は、変革的なラグビーファミリー2021コーチングインターンシッププログラムを発足すると発表。有能なコーチとして選ばれた女性たちは、ニュージーランドで開催される15人制女子ラグビーの最高峰大会、ラグビーワールドカップ2021の参加国代表チームに12ヶ月間配属されるという貴重な体験をします。

2017-25 女子ラグビー戦略計画の「インスピレーショナルなリーダーシップの育成」という当団体のミッションに沿って、ワールドラグビーはラグビーにおける女性コーチの育成支援にコミットし、ラグビーワールドカップ2025では少なくともコーチの40%が女性であることという大きな目標を掲げています。

インターンシップの参加者はラグビーワールドカップ2021の参加国チームに配属され、有意義なプロフェッショナル育成の機会を手にし、ラグビーワールドカップ2021開催前と開催中にハイパフォーマンス環境の中でのコーチングの経験を積むことができます。

ワールドラグビー と国際オリンピック委員会からの補助金で12ヶ月間運営するこの革新的なコーチング・インターンシッププログラムは、ラグビーワールドカップ2021の出場国協会が志の高い女子エリートレベルコーチを推薦できるようにすることで、このミッションをサポートします。

このプログラムは、ワールドラグビー殿堂入りを果たしたキャロル・イシャーウッドがワールドラグビーの委託により2018年に行った男子、女子ラグビー両方におけるハイパフォーマンスにおける女性コーチのレベルについて、また彼女らが経験する挑戦やバリアーについて理解を深めるための包括的な調査、女子ラグビー・ハイパフォーマンスコーチングレビューの結果を受けたものです。

この画期的な報告書には、ラグビーワールドカップ2017とオリンピック2016年大会において、女性のヘッドコーチが1名、女性のアシスタントコーチが3名であったなど、ハイパフォーマンスレベルでの女性コーチが著しく不足していることが指摘されています。

また、レビューには男子、女子を問わずエリートラグビーにおけるトップレベルのコーチとして活躍したいと望む女性コーチが経験する真の障壁を取り除くためいくつかの勧告が提示されています。そのうちの一つはコーチングチームにおける多様性の向上であり、これにはハイパフォーマンスの環境で仕事をしたいと望む女性たちが意義のある能力開発とプロフェッショナルデベロップメントの機会を構築する機能が不可欠だということです。

ワールドラグビーのサー・ビル・ボーモント会長は次のように述べています。「私たちは男子ラグビー、女子ラグビー共にハイパフォーマンスのコーチング環境には著しい男女不均衡が存在することを認識し、この分野においてインパクトのある変化を遂げていくことに全力を挙げていきます。国際オリンピック委員会から開発補助金を受け、ワールドラグビー は重要なハイパフォーマンスの環境において女性のコーチの皆さんに有意義な経験を積んでいただける機会の提供を戦略とする取り組みを強化していく所存です。我々は、ラグビーにおけるハイパフォーマンスコーチングの多様化につなげる変化を植え付け促進させています。」

ワールドラグビー 、女子諮問委員会議長、セルジュ・シモン氏も次のように述べています。「私たちは女子ラグビー戦略計画に沿って、ピッチ内外を問わずインスピレーションを与えられるリーダーの育成と、女性の存在が著しく不足しているコーチングの分野における取り組みを続けていきます。今年既に順調なスタートを切った女子コーチングツールキットの導入に加え、このコーチング・インターンシッププログラムを通じ、男子ラグビー、女子ラグビーを問わず志の高い女性コーチがヘッドコーチの座を獲得できるよう、根本的な障壁のいくつかを取り除いていくことでしょう。」

ワールドラグビー 女子ラグビー競技ジェネラルマネジャーのケイティ・サドラー氏は今日、次のように述べました。「私たちはラグビーワールドカップ2025のコーチのうち最低40%を女性のコーチが占めるという野心的、しかし達成可能な目標を設定しました。110名の女性コーチが所属する当団体の女子ラグビー・コーチングネットワークを通じ、ハイパフォーマンスの環境で経験を積む機会を与えられていない有能な女性ラグビーコーチが世界中に大勢いることを知っています。このプログラムは、トップレベルで経験を積むことができる素晴らしいチャンスを参加者に与えてくれるでしょう。」

ワールドラグビーは今年、ラグビーのあらゆるレベルにおいて、加盟協会やリージョナルアソシエーションがより多くの女性コーチを採用し、育成し、保持するための支援を目的として開発した、新たなオンラインサービス、女子コーチングラグビーキットをスタートさせました。