欧州から大物選手のトップリーグ参入が決まった。スコットランド代表として76キャップを保持するグレイグ・レイドロー選手だ。

昨年のラグビーワールドカップでは2スコットランド代表の主将として8強進出をかけた日本代表戦でプレー。その時は日本が28-21で勝利を収めてスコットランドの敗退が決まったが、2015年イングランド大会では日本戦で20得点の活躍で、チームを準々決勝進出に貢献していた。日本が常に苦しめられてきた名スクラムハーフの一人だ。

 エジンバラ出身の34歳は、昨秋の日本大会後に代表戦から退いていたが、クラブレベルではエジンバラ、グロスター、クレルモン・オーヴェルニュに続いて、日本のシャイニングアークスを新たな舞台に選んだ。

レイドロー選手は、「これまでも様々なチームでプレーをしてきており、私のラグビーキャリアをシャイニングアークスで続けられることを楽しみにしています。自分の今までの経験や学んだことをチームに還元するのはもちろん、この素晴らしい国のラグビーカルチャーを学び、様々な体験ができればと思います。日本でラグビーをプレーできるのをとても楽しみにしております」と語っている。

また、昨年のワールドカップだけでなく2016年の日本代表戦での来日も印象に残っているようで、「日本を訪れるたびに素晴らしいおもてなしの心で歓迎していただいた。これからこの素晴らしい国に住み、シャイニングアークスの一員になれることを心待ちにしています」とコメントした。

 チームはレイドロー選手とともに、元オーストラリア代表FLリアム・ギル選手と、スーパーラグビーのレベルズでプレーするHOアナル・ランギ選手の加入も発表した。

 6月に28歳になったリアム選手は、スーパーラグビーのレッズで2016年までプレーし、その後はフランスのトゥーロンやリヨンでプレーしてきた。オーストラリア代表では15試合に出場している。

 リアム選手は、「大きな目標を掲げているシャイニングアークスの一員になれることを大変うれしく思っており、チームの勝利に貢献したいと思っています」と述べた。

また、ニュージーランド出身の31歳、ランギ選手も「シャイニングアークスでいいラグビーができるのを楽しみにしています」とコメントしている。