ワールドラグビー は、規則を改定し、ボールをグラウンディングの際に、従来はゴールポストのパッドに接触していてもトライと認められていたが、今後は認めなくなると発表しました。この改定は即時に適用されます。

競技規則第8条のこの軽微な改定は、ワールドラグビー のラグビー委員会とローレビューグループの勧告を受け、火曜日にテレコンにより行われた同団体の特別理事会で承認されました。

防御側のプレーヤーはゴールラインの後方にいなければならないことと、フレーヤーの安全上の理由からゴールポストのプロテクター(パッド)の形状や大きさが大きくなってきたことで、防御側が反則せずにこのエリアを守ることがますます難しくなっていました。

極端なケースでは、防御側のチームがゴールポストのプロテクターを持ち上げたり、剥がしたりしてポストが露わになり、プレーヤーへの怪我の危険性が増していました。

改定後の規則の条項:ゴールポストのプロテクターはもはやゴールラインの延長線上とは言えず、規則8.2(a)は:攻撃側のプレーヤーが相手側のインゴールにおいて、最初にボールをグラウンディングしたらトライとなる。

ワールドラグビー のサー・ビル・ボーモント会長は次のように述べています。「ワールドラグビー の使命はゲームをできるだけシンプルに、安全に、そして楽しくプレーできるようにすること。今回の改正は、その使命を反映したものです。」

「攻撃側がポストプロテクターに対して得点できなくなり、ボールをインゴールにグラウンディングしなければならないと規定することで、防御側にトライを防ぐ公平なチャンスを与えることができます。」

2020年版ワールドラグビー 競技規則は11ヶ国語で対応しており、オンラインで www.laws.worldrugby.org からダウンロードできます。また Google Play と Apple Store。からアプリをダウンロードすることもできます(3ヶ国語で対応)。競技規則のエキスパート育成用クイズもオンラインでご利用いただけます。

ワールドラグビー は引き続き 継続的非公開競技規則トライアルをモニタリングし評価を行い、プレーヤーウェルフェアを重視していきます。競技規則トライアルはラグビーの再開に合わせて再開します。

50:22キックルール、また、腰から下のタックルに関するトライアルに対する最初のフィードバックは良好で、特に腰から下のタックルに関しては、フランスのコミュニティゲームで負傷の発生の減少率が3倍、脳震盪の発生が60パーセント減少するなど、大きな改善が見られています。