【東京・10月29日】ワールドラグビーは11月2日のイングランド対南アフリカの決勝戦(横浜)の主審にフランス出身のジェローム・ガルセスを選んだと発表した。

ガルセスはこれまでにテストマッチ55試合で主審を務め、世界で最も経験豊富な審判の一人。ワールドカップ史上、フランス人が決勝戦の主審となるのは初めて。決勝戦はガルセスにとってワールドカップでの主審として11試合目となる。

副審は同じくフランス出身のロマン・ポワテと、ニュージーランドのベン・オキーフが選ばれた。TMOはベン・スキーン(ニュージーランド)が務める。

「決勝戦の主審に選ばれ光栄で嬉しく思います。主審としての夢ですが、他の審判と4人のチームとして、両国チーム、ファンおよびラグビーのために全力を尽くします。また、全てのマッチオフィシャル、選考委員、サポートチームによるここ4年間の努力がラグビーワールドカップ2019として結実したものです」とガルセスは述べた。

ニュージーランド対ウェールズの3位決定戦(11月1日・東京)ではイングランド出身のウェイン・バーンズが主審を務める。2011年大会でもバーンズは3位決定戦で主審と務めた。来る3位決定戦は主審としての彼にとって90回目のテストマッチであり、ワールドカップでは21試合目となる。

南アのヤコ・ペイパーとフランスのパスカル・ガウゼが副審、南アのマリウス・ヨンカーがTMOに選ばれた。

詳細はこちら

今回の選出は、ワールドラグビーのマッチオフィシャル選考委員会による先週末の準決勝の包括的リビューに基づく。

「今大会は最も偉大なワールドカップの一つであり、おそらく最高の大会です。イングランドと南アフリカという二つの元王者が相まみえる決勝戦は並外れたゲームになるとの大きな期待があります」とワールドラグビーのビル・ボーモント会長。

「マッチオフィシャルはこの特別な大会において十二分にその責任を果たしてきました。ジェロームをはじめとして今回選ばれた皆さんを祝福します。ラグビーワールドカップ2019の決勝としてエキサイティングなゲームになるのは間違いなく、皆さんの活躍を祈ります」と加えた。