【東京・10月29日】ワールドカップの3位決定戦は未来のスタープレーヤーを見つける試合であり、出場チームは次の大会に向けてのチームの立て直しの機会となる。

2015年大会の3位決定戦でアルゼンチンと戦った南アフリカの先発15名のうち6人は今大会の1次リーグの初戦、ニュージーランド戦に出場した。

4年前の3位決定戦でマンオブザマッチに選ばれたダミアン・デアレンデはCTBとして南アのキープレーヤーに成長し、今大会の準決勝のウェールズ戦で素晴らしいトライを奪った。

ニュージーランドが3位決定戦に出場するのは今大会で4度目、どの国よりも多い。最後の出場は2003年で、6トライをあげて40-13でフランスを破った。当時21歳のダン・カーターはその試合で4回のコンバージョンキックを成功させた。

3位決定戦でニュージーランドが敗れたのは1度だけで、1999年大会において18-22で南アの後塵を拝した。オールブラックスが最後にウェールズに敗れたのは1953年12月で、11月1日の3位決定戦(東京)でも勝利に自信を持っている。

ニュージーランドのスティーブ・ハンセン監督は来る3位決定戦がオールブラックスの将来にとって大事なゲームであることを認識し、ベン・スミスやライアン・クロティなど同国代表を引退する選手に花道を飾らせたいと考えている。

「このチームがずっと一緒という訳にいかないので、とても大事なゲームだ。オールブラックスのメンバーであることが特別なことだと表現する機会だ。われわれが引き続き強いパフォーマンスを見せることによってこのジャージーと先輩のレガシィを象徴しなければならない」とハンセン。 

決勝戦は慎重なゲーム運びになることがあるが、3位決定戦では優勝という足かせをはずざれたチーム同士、動きの激しいゲームになることが多い。

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