ラグビーワールドカップ決勝にともに12年ぶりに駒を進めたイングランドと南アフリカ。この結果、それぞれ男子ラグビー世界ランキング1位と2位に上り詰めた。

過去2大会を制覇したニュージーランドを26日に19-7で破ったエディー・ジョーンズ監督率いるイングランドは、2004年6月以来5613日ぶりにトップに立った。翌日にウェールズを19-16で下した南アフリカが3度目の優勝へ王手をかけ、2015年8月以来となる2位に上がった。

W杯の連勝が18試合で止まったニュージーランドは3位に転落。2003年10月に世界ランキングが導入されて以来、最も低いランクとなる。2003年大会準決勝でオーストラリアに敗れた際にも3位に転落しているが、その時は1週間後の3位決定戦に勝ってすぐ2位に再浮上している。初の決勝進出を逃したウェールズは、順位を一つ下げ、4位となった。

全ランキングを見る >>

日本国外に目を向けると、欧州インターナショナル・チャンピオンシップの成績が世界ランキングに反映され、ここ1週間ではブルガリアが最も順位を上げた。

同大会の「カンファレンス2南」に属するブルガリアは、敵地でボスニア・ヘルツェゴビナを51-3で下し、8つ順位を上げて過去最高の74位に浮上。大敗を喫したボスニア・ヘルツェゴビナは、ランクを11落として82位となった。

「カンファレンス1北」ではスウェーデンが敵地でラトビアを26-22で破り、3つ順位を上げて47位に。ラトビアは4つ下げて64位となっている。

北欧勢ではデンマークも上昇。「カンファレンス2北」でフィンランドを22-0と完封し、1つ上がって73位に。フィンランドは1つ下げて87位。

同大会でティア2に位置付けられている「トロフィー」では、ウクライナがホームでリトアニアを27-10で下した結果、2ランク上がり36位となった。リトアニアは3つ下がり40位。

この2019年W杯期間中は、大会の重要性を反映して獲得ポイントが2倍となり、世界ランキングは1試合が終わるごとに更新される。