【東京・10月19日】悲願の準々決勝進出を達成し、国中の人をとりこにしている日本代表。20日の南アフリカ戦では国内テレビ視聴率に関し、少なくとも2つの数字を塗り替えることになりそうだ。

今年のスポーツ中継の最高、そしてラグビー中継における史上最高の数字だ。

13日夜に日本テレビ系で中継された日本-スコットランド戦の瞬間最高視聴率は53・7%を記録。約5480万人がベスト8を懸けての一戦を見たことになり、ラグビー中継の過去最高を塗り替えた。

今大会の日本戦の瞬間最高視聴者数は一戦ごとに増え、ロシアとの開幕戦は約2600万人、アイルランド戦は約2950万人、サモア戦は約4700万人、そしてスコットランド戦では約5480万人まで跳ね上がった。

この全勝した1次リーグでの4試合が、国内ラグビー中継史上のトップ4位を占め、今回のワールドカップ(W杯)によって日本のラグビー熱が一気に高まっていることが分かる。

 国外でも、日本チームの戦いぶりが人々の心をつかんでいる。英国では、ITVで放送された日本-スコットランド戦の視聴者数が410万人に達した。

その試合では、ラグビーW杯の公式ツイッターの日本語版に1300万のアクセスがあった。それは英語版へのアクセスの倍に当たる。

「2019年大会は日本の人たちの温かいサポートにより、すでにW杯史上最高クラスのものになっている」とワールドラグビーのビル・ボーモント会長。「こうした(視聴率などの)数字が『スポーツの力が国を1つにする』こと、日本のラグビーへの関心、そしてブレーブ・ブロッサムズ(勇敢な桜の戦士たち)の活躍がいかに世界中の人の心をつかんでいるかを示している」

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