【大分・10月19日】20日に行われる準々決勝の第3試合(16時15分キックオフ)で、ウェールズは2011年大会準決勝のフランス戦での惜敗のリベンジを目指している。

これまでW杯で両国が対戦したのは2011年大会のみ。ウェールズが有利と見られていた。しかし、前半17分にウェールズのキャプテン、サム・ワーバートンが危険なタックルで退場を命じられる。物議を醸した主審の判定だったが、ウェールズは14名でよく健闘した。しかし、フランスが9-8で勝利した。

「2011年のゲームは、今でも当時の選手の心を痛めているだろう。前半17分から14名でワールドクラスのチームと戦えば、20点から30点の差がつくのは普通だ。だが、われわれは最後まであきらめず、勝つチャンスもあった」とウォーレン・ガットランド監督は語った。

最近の8回の対戦では、ウェールズが7試合に勝利している。今年の6カ国対抗ではフランスに前半で0-16とリードを許すが、結局は24-19でウェールズが勝利し、ガットランドの下で3度目の全勝優勝を飾った。

12年間にわたってウェールズを指揮したニュージーランド人のガットランドは、この大会を最後にして辞任する。

「彼にとって最後の試合になるかもしれないが、このビッグマッチにわれわれは集中している。W杯の準々決勝だ。選手として4年に1度のチャンス。十二分に準備している」とフッカーのケン・オーウェンズ。

「ウェールズはわれわれより自信がある。世界ランキングは上だから、当然だ。だが、われわれは勝利を信じている。ウェールズの最近の試合を分析すると、チャンスがあることが分かる。彼らは作戦を変えず、強いディフェンス、選手個々の能力、そして相手へのプレッシャーを全面に出してくるだろう」とフランス監督のジャック・ブルネル。

過去の直接対決: 97試合でウェールズ50勝、フランス44勝、引き分け3

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