【別府・10月18日】イングランドは、19日の準々決勝で宿敵オーストラリアと対戦する。大分での一戦を控え、エディー・ジョーンズ監督は、オーウェン・ファレル主将にチーム全体よりも、自身の準備を最優先するよう促した。

ジョーンズ監督は1次リーグでのファレルを見て、チームをまとめることに時間を費やし過ぎているように感じ、その話を持ち掛けたという。ファレルは主将であると同時に、トライ後のゴールやPGを任されているキッカーでもあるからだ。

「キャプテンで、ゴールキッカーでもある。本当に大変な仕事をしている」とジョーンズ監督。「ワールドカップでのキャプテンが負う責任は、普段のテストマッチよりもはるかに大きい。31人をまとめるから。それもどれだけ一緒にやっている? 8週、9週という長さだろう」と問いかけた。

 母国のオーストラリア、南アフリカ、日本、そしてイングランドとコーチ経験を積んできたジョーンズ監督。ファレル自身の準備が十分でないように見ていたが「今週になって大きな変化が表れてきた」とし「オーウェンは戦士だ。正面に立って戦うタフな男だ」と語るなど、信頼は揺るがない。

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