ワールドラグビーとラグビーワールドカップ2019組織委員会は、非常に強い台風19号の日本接近に伴い、13日(日)に開催予定のプール戦4試合の内「ナミビア v カナダ」(12:15キックオフ/釜石鵜住居復興スタジアム)につきまして、様々な可能性を慎重に検討した結果、試合を中止することを決定いたしました。

尚、残る3試合については、引き続き状況を確認しながら遅くとも各試合のキックオフ6時間前までには実施の可否判断を発表いたします。当該試合を観戦予定の皆様は、大会公式サイト公式SNSの情報を適宜ご確認いただけますようお願い申し上げます。

 

■中止となる試合

・10月13日(日)「ナミビア v カナダ」(キックオフ12:15/釜石鵜住居復興スタジアム)

今回の判断に際し、私どもが重要視したのは、観客、選手、大会を支えるスタッフ・ボランティアら全ての関係者が安全に試合をご観戦いただき、運営できること、そして全てのチームに対する一貫性を持った判断のためのラグビーワールドカップ大会規定の遵守です。

 これまで、気象情報提供事業者と気象庁から提供された最新の情報に基づいて、台風19号の進路について注視してまいりました。これまでの情報では10月13日(日)午前中にかけて、東北エリアに引き続き暴風と大雨の影響があることを示しています。

この状況において、関係機関とも様々な可能性について協議を重ねた結果、公共交通機関の乱れや土砂災害の可能性など、観客の皆様、選手、大会を支えるスタッフ・ボランティアなど全ての関係者の安全を確保することが困難であると判断されることから、開催を断念することといたしました。中止となる試合は、大会規則に則り振替試合は行われません。

尚、中止された試合のチケットは全額払い戻しさせていただきます。払い戻し方法については、チケットご購入者の皆様に改めてメールでご案内させていただきます。

 

ワールドラグビーCEO ブレッド・ゴスパー コメント

「我々は、この24時間にわたり、開催自治体と緊密に連絡を取り合ってまいりました。試合時間の変更や無観客での開催の可能性についても検討しましたが、開催自治体からの強い勧告も頂き、安全性を優先する観点から、試合中止の判断を行いました。難しい決断ですが正しい判断であると信じています。13日に行われる残りの3試合が予定どおりに進められるため、引き続き台風通過後の会場の詳細な調査を行い、実施の可否判断を速やかに発表いたします。ラグビーワールドカップ公式ソーシャルチャンネルとデジタルチャンネルをご確認ください。」

 

公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会 事務総長 嶋津昭 コメント

「我々は、ワールドラグビーと開催自治体とともに、試合の実現に向けて、継続的に協議を進めてきましたが、一部の試合を中止するという決定をせざるを得ませんでした。今回の判断は、観客の皆様、チーム、関係者、ボランティアの皆様、関わる全ての方の安全を優先し行われたものであり、同時に開催自治体の安全への強い思いにも斟酌し、決定に至ったものであります。」

 

 

 

■中止となる試合

・10月13日(日)「ナミビア v カナダ」(キックオフ12:15/釜石鵜住居復興スタジアム)

■実施試合

・10月13日(日)「アメリカ v トンガ」(キックオフ14:45/東大阪市花園ラグビー場)

・10月13日(日)「ウェールズ v ウルグアイ」(キックオフ17:15/熊本県民総合運動公園陸上競技場)

・10月13日(日)「日本 v スコットランド」(キックオフ19:45/横浜国際総合競技場)