[札幌・ 9月21日]

オーストラリアが後半に底力を見せて逆転勝ちした。前半はフィジーに4分のPGで先制され、7分にもライン攻撃を浴びてフランカーのペゼリ・ヤトにトライを許し0━8とされた。17分にフランカーのマイケル・フーパー主将がゴール前ラックの右脇を突き破って7━8としたが、フィジーに2PGを許して7━14とされた。

35分にオーストラリアらしいライン攻撃から、WTBリース・ホッジが右隅に押さえて12━14とした。だが後半3分にパスミスをフィジーのCTBワイセア・ナヤザレブにインターセプトから50メートル切り返され、12━21と差を開かれた。

だが後半に入るとオーストラリアが地力を発揮。PGで差を詰めた後、16分に右隅ラインアウトを押し込んでフッカーのトール・ラトゥがトライ(ゴール)。さらにフィジーにシン退場者が出た直後の21分にも、同じようなモール攻勢からラトゥが連続トライ(ゴール)を決めて25━21とやっと逆転した。

これを機に、勢いが衰えたフィジーをオーストラリアはゴール前にくぎ付けにした。28分にはCTBサム・ケレビ、31分にはWTBマリカ・コロイベティがいずれも左ライン攻撃からトライを畳かけ、39━21として勝負を決めた。オーストラリアは1961年からの対フィジー戦に1分けを挟んで17連勝となった。

RNS go/kf