【千葉・9月17日】強豪アイルランドのアンドルー・ポーターは、体重122㌔の巨体で世界トップクラスのスクラムの強さを誇る。しかし、そんな印象とは違う1枚の写真がある。

アイルランドのメディア、インフォが公開した代表31選手の写真には、各選手にとって最も大切な人が一緒に写っている。その中でも最もほろりとさせるのは、23歳のポーターと亡き母ウェンディさんの写真だ。

ウェンディさんはポーターが12歳のとき、乳がんで亡くなった。母のことを思い出すといくら時間があっても足りないとポーターは話す。

 

選手の写真について「美しいものばかり」とポーター。「われわれはラグビー選手であると同時に、兄弟、息子、ボーイフレンド、夫といった1人の人間なのだ」。

キャップ数18のポーターの左腕には、母の名前の入れ墨が彫られている。

日本と同じ1次リーグA組のアイルランドの初戦は22日(横浜)。ポーターはプレーしたくてうずうずしている。

「先発できれば、もちろんベストを尽くす。途中出場でも自分には大きな仕事が待っている」と気を引き締めた。

RNS hn/dg/kf