ラグビーワールドカップ(RWC)メンバー入りをかけた最後のサバイバルに臨む41人は、7月下旬からのワールドラグビー パシフィック・ネーションズカップ2019で3戦全勝8年ぶりの単独優勝したメンバーが中心だ。

FLリーチ マイケル主将(東芝)以下、SO田村優選手(キヤノン)、WTB福岡堅樹選手(パナソニック)らの名前が並び、この大会で代表初キャップを獲得したFLピーター・ラブスカフニ選手(クボタ)とLOジェームズ・ムーア選手(宗像サニックス)も引き続き招集された。

 そこに、PR具智元選手(ホンダ)やPR中島イシレリ選手(神戸製鋼)らが負傷から戻り、パシフィック・ネーションズカップ前の宮崎合宿以来の合流で、PRは総勢9人という顔ぶれになっている。

また、練習生として宮崎合宿途中から参加していた、日本代表経験もあるCTBティム・ベネット選手(宗像サニックス)も名を連ねた。

 網走合宿は8月28日(水)まで行われ、メンバー選考の最終チェックをする一方で、チームとしての強化を図る。

 ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチは、「網走では涼しい中でインテンシティの高い準備をしたい。パシフィック・ネーションズカップを検証して、ワールドカップスコッドの構想に入りたい」と話している。

ラグビーワールドカップ日本代表メンバー31人は、8月29日(木)に東京都内で発表される予定だ。

その後、日本代表は9月6日(金)に埼玉県の熊谷ラグビー場でワールドカップ2度制覇の南アフリカ代表と大会前最後のテストマッチで対戦。9月20日(金)のロシア代表との開幕戦に備える。

 ラグビーワールドカップ2019は9月20日から11月3日まで12会場にて開催され、日本を含めた全20チームが5チームずつ4組に分かれてプール戦を戦い、各組上位2チームが準々決勝に進出する。

 日本代表はプールAでロシア代表との対戦後、アイルランド代表、サモア代表、スコットランド代表と戦う。

日本代表 網走合宿メンバー:

PR―石原慎太郎(サントリー、11)、稲垣啓太(パナソニック、28)、木津悠輔(トヨタ自動車、3)、具 智元(ホンダ、7)、中島イシレリ(神戸製鋼、2)、三浦昌悟(トヨタ自動車、7)、山下裕史(神戸製鋼、51)、山本幸輝(ヤマハ発動機、7)、ヴァル アサエリ愛(パナソニック、8)

HO―北出卓也(サントリー、‐)、坂手淳史(パナソニック、16)、堀江翔太(パナソニック、61)、堀越康介(サントリー、2)

LO―アニセ サムエラ(キヤノン、12)、トンプソン ルーク(近鉄、66)、ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ、12)、ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機、13)、ジェームズ・ムーア(宗像サニックス、2)

FL―ツイ ヘンドリック(サントリー、44)、徳永祥尭(東芝、11)、布巻峻介(パナソニック、7)、リーチ マイケル*(東芝、62)、ピーター・ラブスカフニ(クボタ、2)

FL/NO8―姫野和樹(トヨタ自動車、12)

NO8―アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコミュニケーションズ、24)

SH―茂野海人(トヨタ自動車、9)、田中史朗(キヤノン、70)、流 大(サントリー、18)

SO―田村 優(キヤノン、57)

SO/CTB―松田力也(パナソニック、19)

WTB―福岡堅樹(パナソニック、33)、アタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼、3)、レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ、11)

CTB―梶村祐介(サントリー、1)、ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ、9)、中村亮土(サントリー、18)、ティム・ベネット(宗像サニックス、6)、ラファエレ・ティモシー(神戸製鋼、17)

FB/WTB―松島幸太朗(サントリー、33)

FB―野口竜司(パナソニック、13)、山中亮平(神戸製鋼、13)

注:* はキャプテン、所属のあとの数字はキャップ数