プール戦3戦全勝で決勝に駒を進めた日本は、ワールドラグビーU20チャンピオンシップ復帰まで、あと1勝に迫り、現地時間21日(日)に行われる決勝でポルトガルを倒せば、この年代の世界トップの舞台への出場権を確保できる。

 プールA最終戦から中3日で臨む大一番へ、日本はウルグアイを46-31で下したプール第2戦のメンバーに、先発、リザーブともに戻した。

第2戦で先発は変わらないまま、ポジションをWTBに入れ替えて前半だけで3トライをマークしたハラトア・ヴァイレア選手(日本体育大学)はFL、4戦全てで先発となったキャプテンの福井翔大選手(パナソニック)もNO8からFLへ再び移動。また、梁本旺義選手(同志社大学)も5番から4番に戻った。

 リザーブも第3戦での戦いを経てたくましさが増している。ケニア相手にSOを務めて、前半で1トライ3コンバージョンを決めた青木拓己選手(大東文化大学)は、24番を付けて今回ベンチスタートを待つことになった。

 ケニアとのプール第3戦(48-34)で大幅に入れ替えて臨んでいただけに、決勝の先発組は休養十分で、リフレッシュされた状態で臨めそうだ。

 今回対戦するポルトガルは、プールBを3戦全勝で勝ち進んできた。

 初戦で香港に59-27で大勝すると、第2戦でカナダを49-21で退け、勝点で並んでいたトンガに40-3で圧勝して決勝に進んできた。

 日本チームを率いる水間良武監督は、「中3日で強度の高い試合が続いているが、心身共に良好な状態を保ってパフォーマンスを発揮できている」と話して、チームスタッフのバックアップに感謝を示し、その状態を決勝へ持ち込み、U20チャンピオンシップ2020出場権を獲得するつもりだ。

水間監督は、「U20日本代表ファミリーとして、選手スタッフがそれぞれの役割で最善を尽くして、最良の状態で決勝戦に臨み、プレーして楽しい、観て楽しい、『ヒーローラグビー』を披露したい」と意気込んでいる。

 決勝は現地時間21日(日)19:00キックオフの予定だ。

 

U20日本代表 試合登録メンバー:

1, 紙森陽太(近畿大学)、2、原田 衛(慶應義塾大学)、3、前田 翔(東海大学)、4、梁本旺義(同志社大学)、5、小池隆成(東海大学)、6、ハラトア・ヴァイレア(日本体育大学)、 7、福井翔大*(パナソニック)、8、丸尾崇真(早稲田大学)、9、田村魁世(同志社大学)、10、福山竜斗(近畿大学)、11、山口楓斗(同志社大学)、12、日下太平(神戸製鋼)、13、長田智希(早稲田大学)、14、和田悠一郎(同志社大学)、15、河瀬諒介(早稲田大学)

リザーブ

16、西山大樹(流通経済大学)、17、田嶋グン(釜石)、18、辻村翔平(近畿大学)、19、岡 輝剛(関東学院大学)、20、松本光貴(明治大学付属中野八王子高校)、21、奥井章仁(大阪桐蔭高校)、22、福西隼杜(京都産業大学)、23、友池瞭太(専修大学)、24、青木拓己(大東文化大学)、25、福士萌起(関東学院大学)、26、稲吉渓太(同志社大学)

注: はキャプテン