9月20日(金)に開幕するラグビーワールドカップ前の貴重な実戦の機会となるパシフィックネーションズカップ(PNC)へ向けて、日本代表が動き出す。

今回発表された、6月9日(日)からの宮崎合宿に参加する42人(FW26人、BK16人)は、ラグビーワールドカップ本大会の代表候補でもある。

メンバーには主将を務めるFLリーチ マイケル選手(東芝)をはじめ、HO堀江翔太選手(パナソニック)、FL/NO8姫野和樹選手(トヨタ自動車)、SO田村優選手(キヤノン)、WTB福岡堅樹選手(パナソニック)ら2015年ラグビーワールドカップで活躍したお馴染みの選手の名前が並んだほか、ノンキャップ選手も6人選出された。

代表戦初出場を目指す6人はいずもFWの選手で、顔ぶれはPR木津悠輔選手(トヨタ自動車)、HO北出卓也選手(サントリー)、LOグラント・ハッティング選手(神戸製鋼)、LOジェームス・ムーア選手(宗像サニックス)、FLピーター・ラブスカフニ選手(クボタ)、NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ選手(宗像サニックス)だ。

また、大学卒業後、今季スーパーラグビーのチーフスでプレーしているWTBアタアタ・モエアキオラ選手(神戸製鋼)も、ラグビーワールドカップ日本代表候補合宿には選出されていなかったが今回選出された。

現在38歳で、2015年ラグビーワールドカップで活躍したLOトンプソン ルーク選手(近鉄)も名を連ね、最多キャップ保持者は69キャップのSH田中史朗選手(キヤノン)だ。

しかし、2015年大会メンバーだったSO立川理道選手(クボタ)、WTB山田章仁選手(NTTコミュニケーションズ)らは外れた。

パシフィックネーションズカップでは日本は7月27日(土)にフィジー代表と岩手県釜石市の鵜住居復興スタジアムにて、8月3日(土)にトンガ代表と大阪の花園ラグビー場にて対戦。その後、8月10 日(土)にフィジーの首都スバにてアメリカ代表と対戦する。

 その後、日本代表は8月18日(日)から北海道の網走で約10日間の合宿を予定しているが、その活動に参加するメンバーは、パシフィックネーションズカップ後に改めて発表される。ジョセフヘッドコーチは今回選ばれていないメンバーでも、活躍によっては今後選出される可能性があるとしている。

ラグビーワールドカップに臨む最終登録メンバー31人は網走合宿を経て、8月末に発表の予定だ。

 

日本代表 宮崎合宿参加メンバー

FW:

PR―稲垣啓太(パナソニック、25 caps)、木津悠輔(トヨタ自動車、- )、具 智元(ホンダ、7)、中島イシレリ(神戸製鋼、2)、三上正貴(東芝、35)、山下裕史(神戸製鋼、51)、山本幸輝(ヤマハ発動機、6)、ヴァル アサエリ愛(パナソニック、5)

HO―北出卓也(サントリー、- )、坂手淳史(パナソニック、13)、堀江翔太(パナソニック、58)、堀越康介(サントリー、2)

LO―アニセ サムエラ(キヤノン、12)、トンプソン ルーク(近鉄、64)、グラント・ハッティング(神戸製鋼、- )、ヴィンピー・ファンデンヴァルト(NTTドコモ、9)、ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機、11)、ジェームス・ムーア(宗像サニックス、- )

FL―ツイ ヘンドリック(サントリー、43)、徳永祥尭(東芝、10)、布巻峻介(パナソニック、7)、リーチ マイケル*(東芝、59)、ピーター・ラブスカフニ(クボタ、- )

FL/NO8―姫野和樹(トヨタ自動車、9)

NO8―ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(宗像サニックス、- )、アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコミュニケーションズ。22)

BK:

SH―茂野海人(トヨタ自動車、7)、田中史朗(キヤノン、69)、流 大(サントリー、15)

SO―田村 優(キヤノン、54)

SO/CTB―松田力也(パナソニック、16)

WTB―福岡堅樹(パナソニック、30)、アタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼、3)、レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ、8)

CTB―梶村祐介(サントリー、1)、ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ、6)、中村亮土(サントリー、16)、ラファエレ ティモシー(神戸製鋼、14)

FB/WTB―松島幸太朗(サントリー、30)、ヘンリー・ジェイミー(トヨタ自動車、1)

FB―野口竜司(パナソニック、13)、山中亮平(神戸製鋼、12)

注:*はキャプテン、所属の後の数字は代表キャップ数