ブラジルが28−19でスコットランドを下し優勝。コアチーム昇格を勝ち取った。

準々決勝では、ケニアとアルゼンチンの試合こそ2点差を争う接戦となった一方、その他3試合では、ブラジル、スコットランド、日本がそれぞれ16点以上の点差をつけて快勝。各プール首位と予選大会初出場のスコットランドが準決勝へと駒を進めた。

準決勝では、第1戦でブラジルとケニアが対戦。先制点を奪ったブラジルにケニアが詰め寄るも、ブラジルはケニアの追加点を防ぎつつ着実に2トライを重ねる。ドスサントスシルヴァ選手の2トライを含む3トライで、ブラジルがケニアを17−5で下す。

続く第2戦では日本がプール同組だったスコットランドと再び顔を合わせる。プール戦を含めここまで順調にトライを量産していた日本だったが、この試合ではスコットランドに先制点を奪われる。逆転をするもすぐさまリードを許す展開が続く。だが、後半に入りスコットランドに2連続トライを決められると、焦りが見え始めハンドリングエラーが目立った日本。ようやく終盤に得点するも逆転するには至らず、準決勝での敗退となった。

日本を倒す番狂わせをおこしたスコットランドは決勝でブラジルと対戦。先制トライを決めたのはスコットランド。準決勝の勢いそのままに得点を重ねるかに思えたが、コアチームでの経験のあるブラジルが14点を重ねリードを奪う。前半終了間際にスコットランドもトライを決めわずか2点差まで詰め寄ると、後半開始直後にもロイド選手のトライで逆転に成功。後半に勢いづきたかったスコットランドだったが、これ以上の得点を奪うことはできなかった。堅い守備を維持しながらも着実に2トライを追加したブラジルが、9点差をつけてスコットランドを下した。これによりブラジルは、2016-17シーズン以来となるコアチーム復帰を果たした。