昨季シリーズ王者の南アフリカと現在シリーズランキングトップをひた走るアメリカが同組となったプールA。チリがアメリカをリードする場面がありながらも、逃げ切ったアメリカが2戦全勝でプール最終戦へ。一方の南アフリカも危なげなく2勝をあげ、アメリカとの首位をかけた試合へと臨む。大会初日を締めくくった直接対決では、南アフリカが一気に2トライを奪い14点差をつけると、アメリカも7点を奪い返す。しかし、ダメ押しのトライで点差を再度広げた南アフリカが勝利し、プールトップでカップ戦へと進んだ。

地元ファンの大声援を受け登場したプールBのカナダは、初戦でサモアに敗れてしまい黒星スタートとなる。しかし、第2ラウンドのフィジー戦では、声援に応える大健闘でフィジーに7点差をつけ勝利する。カナダにまさかの敗戦を喫したフィジーは最終戦で2戦全勝のサモアを下し2勝目を手にするが、得失点差でサモアにプール首位の座をゆずる。カナダもケニアに勝利し2勝1敗とするもののサモア戦での失点が響きプール3位に。自国開催大会でのカップ戦進出を逃した。

プールCは稀に見る混戦となった。ニュージーランドとオーストラリアがともに初戦を白星で飾り第2ラウンドに挑む。すると、フランスがオーストラリアを4点差で破り貴重な1勝をてにする。その直後の試合では、ニュージーランドがスペインとの戦いに苦戦。奪われていたリードを後半終盤に逆転するも、スペインがラストプレーでの決勝トライを奪い勝利を収める。これにより全チームが1勝1敗で並ぶ展開に。最終ラウンドではニュージーランドがオーストラリアを、フランスがスペインを下し、それぞれカップ戦進出を果たした。

日本はプールDの初戦でアルゼンチンと対戦。先制こそ許すも小山選手のトライで一時はリードを奪う。しかし、その後の反撃をかわすことができず17点差で初戦をおとす。第2戦目はラスベガスでも同じチームだったイングランドとの再戦。雪辱を果たしたかったが、終始リードを奪われプール戦2敗目を喫す。最終戦のスコットランド戦も相手の攻撃を崩すことができず22点差で敗れ、大会初勝利とはならなかった。

一方で、順調に2勝を挙げたイングランドとアルゼンチンが早々とカップ戦進出を決める。プール首位をかけて挑んだ最終戦では、イングランドが勝利し首位通過。アルゼンチンがプール2位となった。

カップ戦準々決勝の組み合わせはこちら。

南アフリカ対アルゼンチン
ニュージーランド対フィジー
イングランド対アメリカ
サモア対フランス