決勝戦:アメリカ27−0サモア
今シーズン全ラウンドで決勝戦に進出しているアメリカだが、未だ優勝は果たせていない。昨年に続く自国大会2連覇を狙う一方で、対戦相手のサモアも2016年に優勝したパリ大会以来の決勝で勝利を目指す。しかし、キックオフするやいなや、試合を支配したのはアメリカ。前半では2トライを奪い10点差をつける。まだまだ逆転圏内であり、後半での巻き返しを図ったサモアだったが、後半でもアメリカがトライを量産。サモアに一切の反撃を許さず、試合終了間際にもダメ押しのトライを奪い、圧倒的な強さで優勝を決定づけた。

3位決定戦:ニュージーランド26−19アルゼンチン
ニュージーランドがラヴォウヴォウ選手のトライで先制するも、エチャート選手とシュルツ選手のトライでアルゼンチンが逆転し後半を迎える。しかし、後半に入ってからは一気にニュージーランドのペースで試合が進む。モリア選手を中心に、後半で3トライ・2コンバージョンを決め、アルゼンチンの反撃を退けたニュージーランドが一気に逆転し7点のリードを奪う。セブンズW杯王者であるオールブラックスセブンズが本来の底力を発揮し、逆転勝利でブロンズメダルを獲得した。

チャレンジトロフィー決勝:スペイン14−15スコットランド
両チーム交互にトライを奪いあう、まさに一進一退の攻防となったこの試合。4点のリードを得て迎えたラストプレーではスペインが逃げ切るかに思えたが、スコットランドが攻撃の要であるファーンデール選手のトライを勝ち取る。わずか1点差で制したスコットランドがチャレンジトロフィー王者となった。

日本はチャレンジトロフィー準々決勝でケニアと対戦。リードで後半を迎えるもケニアの反撃にあい勝利を逃す。続く試合ではウェールズを迎え撃ったが、本村選手と石井選手の2トライも虚しく、相手に圧倒され敗戦を喫す。本大会1勝のみとなった日本は15位タイで大会を終えた。

次なる舞台は、来週末9・10日に行われるバンクーバー大会。