- 2018年に登録された女子選手の総数が28%増加
- 全世界で選手全体の4分の1以上を女性選手が占める
- 女性視聴者のビデオ閲覧数が37%増加
- 2018年に設けた10のグローバルリーダーシップ奨学金
- 女子ラグビーワールドカップの形式を変えることに成功
- ニュージーランドが初めて女子ラグビーワールドカップ2021を開催
- ワールドラグビー評議会の変革的ガバナンス改革
女子ラグビーの成長を強化し支援し、平等を促進することを目的とするワールドラグビーの野心的な計画「ラグビーにおける女性の世界的発展の加速2017-2025」を打ち立てて以来、実施1年目にはフィールドの内外で重要な進歩が見られました。
全世界で960万人のプレーヤーがおり、最新の統計ではワールドラグビーメンバーユニオンの女性プレーヤー数は270万人で、2017年と比較して10%増加しています。
2018年には合計の女子登録選手数は最大の増加を記録し、2017年と比較して28%増、これは58万1000人の選手に相当します。
女性の開発計画の1年目もまたフィールド外で重要な進歩を遂げました;
- ワールドラグビー評議会の多様性を拡大するため、変革的ガバナンス改革を実施し、新たに17の女性のポジションを追加しました。
- 才能のある女性ラグビー指導力の可能性を最大化するため、10のグローバルリーダーシップ育成奨学金を開設しました。
- 女子ラグビーの地域成長への戦略的方向性を提供することを目的とした、ラグビーアジア、ヨーロッパおよびアフリカが主催するリーダーシップフォーラムが、ボツワナ、マドリッド、およびバンコクで開催されました。
- 国際大会のスケジュールの見直しを開始、また22のユニオンのハイパフォーマンスアセスメントを完了しました。
- ハイパフォーマンスコーチングレビューの完了、ハイパフォーマンスレベルで女性コーチの機会を増やすために提言をしました。
- 女子ラグビーワールドカップ2021はニュージーランドで開催され、南半球で初めての女子ラグビーワールドカップ大会開催となります。
- 2021年に向け、チームとファンの経験を向上させるため、女子ラグビーワールドカップの形式を変えることに成功しました。具体的には;
- プレーヤー・ウェルフェア(選手の身の安全)に大いに役立つ、より長い休息期間を取り入れた試合スケジュールに修正
- チームがさらに高いポジションを目指してプレーできるようにするために準々決勝ステージを追加
- より長い休息期間と追加のプレーオフステージで、大会日数は23日から35日に増えます
- チームのサイズを28人から30人に増やすことで、ワールドラグビーのプレーヤー・ウェルフェア(選手の身の安全)を優先する取り組みをさらに推進します
- 2018年、ワールドラグビーのデジタルプラットフォームは女性視聴者との関わりを拡大しました。2017年と比較して女性のワールドラグビーのビデオ視聴は37%増加し、ワールドラグビーおよびラグビーワールドカップ のTwitterチャンネルは史上初めて30%以上の女性視聴者数の伸びを記録しました。
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ワールドラグビー 会長のビル・ボーモントは本日、次のように語りました。「私たちは、女性の行動計画の実施1年目にして驚異的な進歩を遂げました。私たちは、男女のバランスを推進し、ゲームのあらゆる分野で女性が平等な機会を得られるよう全力を尽くしています。17人の女性代表を加えた、最近行われ成功した評議会の改革は、その約束の証です。」
「2年目をこれから迎えますが、メンバーユニオン、そして各地域協会と協働できることを楽しみにしています。私たちはラグビーにおける女性の発展を迅速に追跡するための戦略的計画を実行し続けます。」
ワールドラグビーのジェネラルマネージャーのケイティ・サドラーは本日、次のように語りました。「女性の行動計画の実施1年目は忙しく、またエキサイティングな年となりました。私たちは、メンバーユニオンや各地域の協会と協力して、フィールドの内外でラグビーにおける女性の発展の機会を促進し、女性オーディエンスとの関わりを強め、ゲーム全体にわたって重要なステップを進めました。」
「私たちは正しい方向に向かっており、スポーツにとって恩恵をもたらし、万人のためのスポーツとして、ワールドラグビーがスポーツの世界的リーダーとなり牽引していくという戦略的目標を推進し続けることを決心しています。」
ワールドラグビー女子顧問委員会の委員長サージ・サイモンは本日、次のように語りました。「私たちは、女性の開発戦略計画で概説されている5つの事項すべてに渡って成し遂げられた発展に満足しています。結果はどれも素晴らしく、私たちの期待を上回っています。 2年目を迎えることを楽しみにしています。」