日本代表の第3次ワールドカップトレーニングスコッドの38人(FW23人、BK15人)のリストには、リーチマイケル選手、田村優選手のほかにPR稲垣啓太選手(パナソニック)、NO8姫野和樹選手(トヨタ自動車)、WTB福岡堅樹選手(パナソニック)ら今年の代表戦を戦った顔ぶれが並んだ。

今回新たに加わったのは、NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ選手(NTTコミュニケーションズ)で、LOグラント・ハッティング選手(神戸製鋼)やLOヴィンピー・ファンデルヴァルト選手(NTTドコモ)らと同様、現時点では日本大会までに日本代表資格を取得予定の選手の一人だ。

 このほか、候補選手予備軍として「ナショナル・ディベロップメント・スコッド」も発表になり、WTB梶村祐介選手(サントリー)やSO山沢拓也選手(パナソニック)ら18人が選ばれた。

 38人の候補選手らは休養する時間を確保するため、来年1月開催のトップリーグカップには出場しない。また、全員がサンウルブズと契約し、5月まではサンウルブズでプレーするグループとそれ以外のグループに分かれて、スーパーラグビーでの戦いや対外試合などで強化を図る。

 日本代表としては6月から活動を始めて、7月下旬から8月上旬にはパシフィク・ネーションズ・カップに参戦。その後、北海道の網走で強化合宿に入る。9月6日には、埼玉県の熊谷ラグビー場でワールドカップ直前の最終調整試合として南アフリカ代表との対戦を予定している。

 ラグビーワールドカップ2019のメンバー登録(31人)は、9月2日までに統轄団体であるワールドラグビーに提出することになっている。

 

日本代表第3次ラグビーワールドカップトレーニングスコッド:

FW

PR―浅原拓真(東芝)、稲垣啓太(パナソニック)、具 智元(ホンダ)、ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、三上正貴(東芝)、山下裕史(パナソニック)

HO―坂手淳史(パナソニック)、庭井祐輔(キヤノン)、堀江翔太(パナソニック)

LO―アニセ サムエラ(キヤノン)、グラント・ハッティング*(神戸製鋼)、ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)、ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)、ジェームズ・ムーア*(宗像サニックス)、ピーター・ラブスカフニ*(クボタ)

FL―ベン・ガンター*(パナソニック)、徳永祥尭(東芝)、西川征克(サントリー)、リーチマイケル(東芝)、ツイ ヘンドリック(サントリー)

NO8―布巻峻介(パナソニック)、姫野和樹(トヨタ自動車)、ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ*(NTTコミュニケーションズ)

BK

SH―内田啓介(パナソニック)、茂野海人(トヨタ自動車)、田中史朗(パナソニック)、流大(サントリー)

SO―田村 優(キヤノン)、松田力也(パナソニック)

WTB―福岡堅樹(パナソニック)、山田章仁(パナソニック)、レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)

CTB―シェーン・ゲイツ*(NTTコミュニケーションズ)、ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)、中村亮土(サントリー)、ラファエレ ティモシー(コカ・コーラ)

FB―ヘンリー・ジェイミー(トヨタ自動車)、松島幸太朗(サントリー)

注:* 印は来年の本大会までに日本代表資格を取得予定の選手