日本と南アフリカの対戦は、前回2015年イングランド大会以来の顔合わせとなる。ブライトンでのプール初戦では日本が34-32で接戦を制した。今回は大会前直前に行われる対戦で、日本にとっては大会へ向けた調整具合を確認する、最終チェックの機会として重要な試合となる。キックオフ時間は後日発表される予定だ。

 南アフリカは現在、世界ランキング5位。ワールドカップでは地元開催だった1995年大会と、2007年大会に優勝。1999年大会と前回2015年大会は3位に入り、2003年と2011年はベスト8と、過去6大会中4大会で4強以上という成績を挙げている。今年はアウェイでニュージーランドから白星を挙げ、来年の大会へ着々と調整を進めている。

 薫田真広日本ラグビー協会強化委員長(男子15人制日本代表担当)は、日本代表のプールでの「対戦相手を考えて、FWの強いチームとやりたいと。複数のティア1国の中から南アフリカに決まった。(大会への)ピーキングを考慮して、大会前には強いチームと1試合だけやりたいというヘッドコーチの希望」だと説明した。

 ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチは、「開幕直前の試合で、大変貴重な機会。本番へ向けた準備の成果を試すという目的と、その結果としての勝利を目標にして、残り9か月間、努力を積み重ねていく」とコメントした。

 両チームの対戦で、日本の勝利で大きな番狂わせとして注目を浴びた2015年大会の再現を期待する声も出そうだが、日本代表指揮官は、「そうなれば日本大会開催にとって大きなインパクトになる」としながらも、それぞれに前回対戦からの3年での変化と成長があると指摘している。

 ラグビーワールドカップでは日本はプールAでロシア、アイルランド、サモア、スコットランドと対戦。南アフリカはプールBでニュージーランド、イタリア、ナミビア、カナダと同組だ。