<カップ戦決勝:ニュージーランド21−5アメリカ>
カップ戦決勝では初めての対戦となったニュージーランドとアメリカ。前半5分までは両チームともに失点を防ぎ続けていたが、オフロードパスを受けてトライへとつなげたナグ・シウ選手によりニュージーランドが7点のリードを奪う。前半こそ無得点に終わったアメリカは、数的有利のチャンスをいかして5点を挙げるものの、コンバージョンがはずれ逆転には至らず。ニュージーランドがコリアー選手のトライでリードを広げると、マガーヴェイブラック選手が試合終了間際にダメ押しの追加トライ。スコアを一気に21点にまで伸ばし、アメリカの追撃を振り払った。前日のブラックファーンズの優勝に続き男子代表も今季好スタートを切った。

<3位決定戦:イングランド15−14オーストラリア>
劇的な一戦を制したのはラグビーの母国イングランドだった。先制点こそオーストラリアに許してしまうも、トライを奪い返すイングランド。コンバージョンミスにより惜しくも2点差を残すと、オーストラリア代表アンダーソン選手の俊足にディフェンスラインをやぶられ、9点差に広げられる。後半に入り、エレリー選手のトライで4点差に詰め寄ったイングランドは、ラストプレーで敵陣22m区域まで攻め込む。オフロードパスでキャプテンのミッチェル選手からボールを托されたグローヴァー選手は、インゴールに飛び込み5点を追加。今大会初トライでチームの勝利を決定づけた。

<チャレンジトロフィー決勝:サモア33―24フランス>
モトゥガ選手のトライで先制したサモアは、前半からリードを奪う。フランスもすぐさま反撃のトライを決めるも、14点差をつけられたまま前半を折り返す。後半に3つのトライを追加したフランスだったが、コンバージョンのミスもひびき、逆転ならず。サモアがチャレンジトロフィー王者となり8ポイントを獲得した。

<日本チーム>
プール戦を全敗で終えてしまった日本代表は、チャレンジトロフィー準々決勝でサモアと対戦。しかし、サモア戦でも完敗を喫してしまい、準決勝進出を逃す。13位決定戦進出へと望みを繋ぎたい日本は、ケニアとの一戦で4トライを挙げると26−19というスコアで勝利。今大会初勝利の勢いのまま13位決定戦も制したかった日本だったが、迎えたウェールズ戦では坂井選手の1トライのみにおさえこまれる。ウェールズに31得点を許した日本は14位でドバイ大会を終えた。

次の舞台は、来週末の12月8日・9日に行われるケープタウン大会!