世界を代表する男女トッププレーヤーたちが月曜日にモナコで開催された2018年ラグビー・アスリート・コミッション(RAC)会議において、ラグビー競技の最重要議題について更なる協力関係を強化しました。

第5回目の開催となるこの重要かつ生産的なフォーラムは、ワールドラグビーと国際ラグビープレーヤー連盟のコラボレーションによってなりたっています。また選手たちがラグビーに関する決断において中心的な存在になるように設計されています。

RACは、脳震盪教育、マネジメントやけがの予防、精神の健康、そして世界的な試合に利益をもたらすプロジェクトを推進しています。

2018年の会議ではこれらの堅実な基盤をもとに、現行のRACプロジェクトに関する詳細で生産的な議論をしつつ、選手たちにとって重要な直近の課題も考慮されました:


• 選手にかかる負担: ラグビーワールドカップ2019に適用される最新の教育と管理ガイダンスのアプローチについての考察
• けがの予防: ワールドラグビーのエビデンスを元に、タックルの許容可能な高さを下げることによって脳震盪のリスクを軽減するためのアプローチに関する最新情報と研究
• 競技規則: 現行のルールブックの検討、ラグビーワールドカップ2019以降の競技規則の改定サイクルにおける可能な調整分野への最近の決定とフィードバック
• 現在進行中のRACプロジェクト: 女子の試合、選手エージェント登録、個人開発プログラムの機会を増やす

RACの議長であるジョン・ジェフリー氏とともに、ワールドラグビー会長のビル・ボーモントとCEOであるブレット・ゴスパーが出席したことで、この会合の重要性を国際連盟に対して強調しました。

20人以上の男女キャプテン、15人制、セブンズからも現役のリーダーたちが会議に参加し、選手のための福祉や競技規の問題についてさらなる考察とフィードバックを提供しました。

加えて、この会議にはIOCIOC選手委員のエマ・テルホも参加しました。彼女は選手宣言や選手やオリンピック選手が利用できるさまざまなリソースを含むIOC 選手委員での働きをアップデートしました。

ジェフリーは次のように述べています。「ラグビー・アスリート・コミッションは、国際ラグビープレーヤー連盟との強力なパートナーシップを通じて、選手たちがワールドラグビーの意思決定のプロセスで活躍できるように重要な役割を果たしています。この会議は2017年の会議の成功をもとに開かれており、この協力によって重要な分野で進展が見られていることは明らかです。」

「選手なしでは競技は存在しません。この組織はラグビーのプレーに関する事項についてラグビー委員会にアドバイスや情報を与える重要な役割を果たしています。選手たちの福祉、選手にかかる負荷、メンタルヘルス、競技規則に関するフィードバック、選手育成、代理人の認定などの分野を優先事項とするこのグループの取り組みによって、選手を中心においた旅路が発展と繁栄の輝かしい未来を確証するでしょう。」と語っています。

ボーモントさらに付け加えました。「このフォーラムは選手たちにとって重要な問題に協力して取り組むもので、ワールドラグビーにとって非常に重要です。」

「このようなフィールド上で活躍しているリーダーたちが参加してくれたため、議論は積極的で生産的でした。ラグビー界には優れたフィールド上のリーダーがたくさんいますが、彼らは同時にフィールドの外でも国際ラグビープレーヤー連盟を通じてワールドラグビーの意思決定のプロセスで素晴らしい貢献をしてくれています。選手たちのためにフィールド内外でより良いゲームを提供しようと努力する彼らの継続的な貢献に感謝したいと思います。」

国際ラグビープレーヤー連盟CEOのオマー・ハサネイン氏は次のように述べました。「選手たちは、特に選手にかかる負担という面やインターナショナルシーズンの構造などのコラボレーションの分野で自分たちの声が強く反映されることを望んでいます。」

「ワールドラグビーがこのような会議を開催してくれて大変嬉しく思います。選手にとっては自分たちの意見を主張し、試合での主要な問題について真のインプットを得る絶好の機会だからです。私たちはこれらをさらに進化させ、2019年にさらなる協議を行うことを楽しみにしています。」