国際オリンピック委員会(IOC)とワールドラグビーは、2020年の東京オリンピック出場権をかける7人制ラグビー(セブンズ)の予選過程を本日確定いたしました。

7月27日から8月1日までの期間、東京スタジアムでは、男女それぞれ12チームがセブンズでメダルを競います。

日本の男女両チームは、2020年東京オリンピック大会のホスト国として自動的に出場資格があり、残り11の枠をかけて予選大会が行われます。

2016年のリオ大会と同様に、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2019の男女それぞれ上位4チームが東京オリンピックの出場枠を獲得します。

さらに地域大会を勝ち抜いた男女それぞれ6チームが追加で出場資格を獲得します。

地域予選は、2019年6月から12月にかけてアフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米、オセアニア、南米で開催されます。各地域大会の1位のチームが出場資格を獲得します。

オリンピック最後の出場枠は、敗者復活戦により決定されます。2019年の各地域予選でのランキングの2位、3位のチームからなる計12チームが敗者復活戦の参加権を得ます。

敗者復活戦は、地域予選大会の最終試合から2020年6月の間に行われ、男女トーナメントの各優勝者が2020年の東京オリンピック最後の出場権を獲得します。

ワールド・ラグビーのビル・ボーモント会長はこう述べております:「オリンピック大会に7人制ラグビーが参加することは、あらゆるレベルでスポーツの成長に大きな影響を与えています。オリンピックの予選期間に入ると、チームはすべてをかけてプレーします。」

「私たちはHSBCワールドラグビーセブンズシリーズが白熱することを期待しています。また各チームが高い競争心を持って地域予選に挑むことも期待しています。」

「私たちは今シーズンのラグビーセブンズの動向を楽しみにしております。各チームにとっては2020年の東京オリンピック出場権、またオリンピックでの栄光を築くチャンスに繋がりますから。」

ラグビーセブンズの試合は、7月27日から8月1日まで、1日に2セッション、6日間にわたって行われます。

2016のリオ大会のスケジュールとは反対に、最初の3日間に男子の試合が行われ、それに続き最後の3日間に女子の試合行われ、象徴的な「スーパーサタデー」の日にメダルが決まります。

セブンズは2016年のリオ大会で印象的なデビューを果たし、初めて行われた女子の競技ではオーストラリアが金メダルを獲得しました。また1924年の大会以来行われていなかったラグビー種目ですが、男子はフィジーが国家史上初のオリンピックメダルを獲得し、世界中の人たちの心を捉えた歴史的な金メダルとなりました。

オリンピックでのラグビー種目導入の成果もあり、最近のニールセンの調査では、ラグビーセブンズのファンベースは3,000万人以上も成長したと推定しています。米国、中国、インド、ブラジルなどの新興市場で大幅な成長を見せ、国際的に広がっています。

HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2019は、10月20、21日に米国コロラド州で開催される女子シリーズから始まります。全スケジュールはこちらよりご覧いただけます。