4年に一度開催されるアジア競技大会で、ラグビーは8月30日~9月1日に実施される。女子は8チームが4チームずつ2組に分かれてプール戦を行う。サクラジャパンこと、女子セブンズ日本代表はプール戦ではE組でカザフスタン、タイ、開催国のインドネシアと対戦し、前回大会優勝の中国、香港、シンガポール、韓国はプールDで競う。

 日本は女子セブンズ競技が始まった2010年大会に出場して5位、前回2014年大会は決勝に進出し、中国に敗れて銀メダルで終わった。

中国は来季のHSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズへの昇格が決まっており、今大会でも優勝候補の一つと見られている。

 今回選出された日本の12人のメンバーは、7月下旬のラグビーワールドカップ・セブンズ2018サンフランシスコ大会を経験した顔ぶれが揃った。日本はサンフランシスコでは10位だったが、HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズと併せて、世界の舞台で得た経験を活かして戦い、優勝を目指す。

 チームを率いる稲田仁ヘッドコーチは、「プレッシャーのかかる、タフな大会になることが予想される。現時点のベストメンバーを選んだ。大会まで、個々の選手とチームともに最大限レベルアップさせて臨みたい」と話している。

キャプテンの中村知春選手は、「優勝して金メダルを獲ること以外は、考えていない」ときっぱり。さらに、「優勝することで、2020年東京オリンピックでの結果も変わってくるはず。アジアのオリンピックと呼ばれる大会の意義を120%理解して臨みたい」と意気込んでいる。

 

 

女子セブンズ日本代表メンバー:

大黒田裕芽(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)、大竹風美子(日本体育大学ラグビー部女子)、小笹知美(北海度バーバリアンズディアナ)、桑井亜乃(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)、鈴木彩夏(RKUラグビー部龍ヶ崎GRACE)、立山由香里(日本体育大学ラグビー部女子)、田中笑伊(日本体育大学ラグビー部女子)、谷口令子(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)、中村知春*(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)、長田いろは(立正大学ラグビー部)、バティヴァカロロ ライチェル海遥(立正大学ラグビー部)、平野優芽(日本体育大学ラグビー部女子)

注:印はキャプテン