今週末に開幕するカナダのナショナルチャンピオンシップは、カナックスが11月にマルセイユで行われるRWC 2019敗者復活最終予選に向けた準備がまた一歩進んだことを意味します。

最初の2ラウンドはカナダのプレーヤーが全員参加し、カナダ代表チームのヘッドコーチ、キングスリー・ジョーンズがスコッドの強さを評価します。チームはその後フランスへ飛び、カストレとクレルモン・オウヴェルニュと8月11日、17日にそれぞれ対戦します。

ナショナルチャンピオンシップとワールドラグビー ・ラグビー アメリカ・パシフィックチャレンジの後半は、10月にウルグアイで開催されます。ジョーンズヘッドコーチにとっては、マルセイユでの敗者復活最終予選前のもう一つの準備段階となります。

「敗者復活戦を目前に、これからの数ヶ月間は我々にとって大変重要な時間となるでしょう。11月の対戦に向けて、身体的にもメンタルでも確実に準備が整っているように全力を尽くす覚悟ができています。」とジョーンズヘッドコーチは述べています。

「私たちは、これからの数ヶ月間、ラングフォードで従事している我々のハイパフォーマンススタッフと国外のクラブと共に、国内、国外のプレーヤーが質の高いトレーニングを受けられるように厳格な準備を整えていきます。敗者復活戦では、最高のプレーヤーが選べるよう、選択肢の範囲を広げておきたいと望んでいます。」

強い存在感

敗者復活最終予選は総当たり戦方式で行われ、優勝チームはラグビーワールドカップ2019の20番目で最後の出場枠を自動的に手にします。ラグビー アフリカ・ゴールドカップ準優勝チームが8月下旬に決定するのを待ち、そのチームとカナダ、香港、ドイツの敗者復活最終予選の全出場チームが発表されます。

カナダは、1987年のラグビーワールドカップに初出場以来、毎回出場を果たしており、ジョーンズヘッドコーチは、今回の出場決定権は彼がロシアをRWC 2011へ導いた時と同格だと断言しています。

「同等の成果になると思います。敗者復活戦は興味深いトーナメントとなるでしょう。香港は先日7連勝目を果たし勢いをつけています。ドイツは十分な訓練を受けたフィジカルなチームを作っており

手強い相手。アフリカ地区からケニアが出てくるとなれば、これもまた異なった相手となります。」とジョーズコーチ。

「これまでの2年間苦しんできたカナダが、短期間で改善していかなければならないということは、我々一人一人にとって大きなチャレンジです。しかし私にはきっとできる(W杯出場を果たすことができる)という自信があります。しかし、そのためには辛いチャレンジを乗り越えていかなければならないというメッセージを心に刻んでおかなければなりません。」

「誰が試合に出るかにかかわらず、我々は準備万端でなければなりません。そして良いプレーをしなければなりません。我々は随分長いことテストマッチで3連勝を果たしていません。そして恐らく我々がなすべき事はそれです。我々の目標は3試合全勝。それだけです。」

カナダのラグビーワールドカップ出場の輝ける伝統(1991年大会では準々決勝進出を果たす)を知る人々にとっては、RWC 2019日本大会でニュージーランド、南アフリカ、イタリア、アフリカ地区1とともにプールBに入るチームとして最も有望なチームです。

「覚えておいてもらわなければならないことは、カナダチームにはアマチュア選手がいるということ。そんなチームが完全なプロのチームを相手に戦っているということです。」とジョーンズ氏は続けます。「例えば香港チームは毎朝4時間トレーニングしています。」

「現在カナダは世界ランキングで22位。我々の実力からすれば妥当なランキングです。」