<チャンピオンシップ決勝:ニュージーランド29−0フランス>

大会連覇を狙うニュージーランドは、前半2分からブライド選手のトライで先制点を奪う。フランスは準決勝に続き、強豪を倒して番狂わせを起こしたいところだが、ニュージーランドの圧倒的な攻撃力を前に、守備に終始する展開が続く。その間にもニュージーランドが前半で3トライを挙げ、15点差とする。
後半に入っても、ニュージーランドの攻撃力はとどまることを知らない。ブライド選手が後半14分にこの試合2トライ目を記録するとフルタイム目前にもさらにトライを重ね、決勝の舞台でハットトリックを達成する。フランスに一切の反撃を許さなかったニュージーランドが、29点差をつけて優勝し、W杯連覇を達成した。
ブライド選手は文句なしのパフォーマンスで決勝戦最優秀選手賞も獲得している。

<チャンピオンシップ3位決定戦:アメリカ14ー24オーストラリア>

フランスにまさかの敗戦を喫したオーストラリアは、何としても銅メダルを獲得すべく、開催国のアメリカに挑戦を挑む。先制点を奪ったのはオーストラリアだったが、アメリカもエースのタッパー選手の俊足を生かしたトライで同点に追いつく。
7−7で迎えた後半では、オーストラリアがステイプルス選手とグリーン選手の2トライでリードを広げる。地元ファンの大歓声を受けたアメリカ代表タッパー選手がさらに2トライ目を重ねるも、オーストラリア代表グリーン選手がダメ押しの追加トライ。24点へとスコアを伸ばしたオーストラリアが3位でW杯を終えた。

<チャレンジトロフィー決勝:イングランド31―5日本>

準決勝でフィジーから逆転勝利をあげたさくらセブンズは、チャレンジトロフィー決勝戦でイングランドと対戦。試合開始直後から、日本はイングランドに2トライを奪われてしまう。しかし、大竹選手の15mラインからの独走で一気にインゴールに詰め寄ると、平野選手にボールをつないだ日本が初トライを決める。
しかし、後半に入り、ミスが目立った日本は、イングランドに怒涛の2トライを奪われる。さらに、マケンナ選手にダメ押しのトライを奪われ、26点差をつけられ、イングランドにトロフィーを譲ることとなった。
10位となったさくらセブン