カップ戦決勝はこの試合の結果次第でシリーズ優勝がかかっている南アフリカ対イングランドの組み合わせとなりました。前半最初のトライは南アフリカのコック選手が決めるも、イングランドがすぐさま追いつきます。イングランドは再びトライを決めリードする展開が続くも前半終了間際南アフリカが粘り強くトライを決め試合は再び同点でハーフタイムに突入。後半は南アフリカが2トライを決め、そのままの点差を守りきり勝利。これにより南アフリカが大会だけでなくシリーズ優勝も収めました。

南アフリカのキャプテン、スナイマン選手「トーナメントの最初は結果を意識しないようにし、楽しいラグビーをしたいと思っていました。1日目で苦しい結果となりましたが、2日目はいいプレーができました。まだ信じられませんが、基本を忘れず笑顔でチームとして勝利を掴みました。素晴らしい国をこのように代表することができ光栄です。ホームからのたくさんの応援を心からありがたく思います。」

3位は、攻撃で厚い層を見せたニュージーランド。4位は、ヒラヤマ選手を中心としたフィジカルを活かした攻撃で勝ち上がってきたカナダとなりました。5位はアメリカとの試合を勝利したフィジーです。なお南アフリカの大会制覇により、フィジーはシリーズ優勝を惜しくも逃しました。

チャレンジトロフィー決勝はアルゼンチン対ウェールズの組み合わせに。前半と後半序盤はアルゼンチンの勢いが勝るも、後半に入るとモーガン選手を筆頭にウェールズが逆転を狙い猛攻で立て続けにトライを決めます。ウェールズが試合終了間際のトライで同点まで持ち込むも、その直後のラストプレーでアルゼンチンにトライを許します。この劇的トライで試合を勝利したアルゼンチンが今大会のチャレンジトロフィーを手にしました。