<決勝:オーストラリア0―46ニュージーランド>
前半開始直後に、ウッドマン選手の俊足で先制トライを獲得したニュージーランドは、前半を通じて22点を獲得する。ハーフタイムを終えても、ニュージーランドは攻撃の手を緩めることなく、かつ、オーストラリアに一切の反撃を許さなかった。失点を0に抑える一方で、ウッドマン選手、ブライザー選手、ウィリアムズ選手がそれぞれ2トライずつを奪う。5選手で8トライをあげたニュージーランドは、46−0というスコアで完勝。カナダ大会連覇を達成した。

<3位決定戦:フランス5−21アメリカ>
フランスが前半3分に先制トライを決め、アメリカからリードを奪うと、ハーフタイム目前に、アメリカ代表エースのタッパー選手が独走トライを決め、7−5と逆転に成功する。そのあとの後半では、ザッカリー選手とケルター選手の得点でさらに点差を広げたアメリカが、3位でカナダ大会を終え、ブロンズメダルを手にした。

<チャレンジトロフィー決勝:日本26−21スペイン>
前半こそスペインに7点のリードを許して終えたものの、後半に入り、日本は中村選手のトライなどで逆転に成功する。試合終了間際まで、得点を奪っては失点する一進一退の攻防が続いたが、大竹選手の独走から中村選手、そして丁寧なオフロードパスで小笹選手へとボールをつないだ日本は、ダメ押しのトライを決める。これが決勝点となり、スペインを26−21で下し、日本はチャレンジトロフィー王者としてカナダ大会を終えた。

今シーズンも、6月8–10日に行われるパリ大会を残すのみとなった。