<決勝戦:フィジー28―22オーストラリア>
フィジーがナクプ選手の独走から先制トライを奪う。同選手がさらに独走トライを決めるが、オーストラリアもピーチ選手のトライから点差を縮める。危険なプレーによりシンビンを受けフィジーが6人となるとオーストラリアが点差を4点に縮める。後半に入り、オーストラリアがさらにトライを重ねる。ポーチ選手が圧巻の走りからインゴールに飛び込み逆転のトライをうばう。オーストラリアが優勝かと思われたが、ファイナルプレーに、意地の反撃をみせたフィジーが、ナドゥヴァ選手の独走トライで試合をひっくり返す。
フィジーがシンガポール大会を制し、バンクーバーからの3大会連続優勝を果たす。

<3位決定戦:南アフリカ24―26イングランド>
先制点こそ南アフリカが奪うものの、デュプレシーズ選手がシンビンで一時退場となると、イングランドがマコノヒー選手やミッチェル選手のトライでリードを奪う。前半に10点ビハインドから9点リードへとひっくり返したイングランドだったが、後半にはコック選手らの独走で南アフリカが再び逆転。イングランドがさらにリードを奪うことに成功するが、ミッチェル選手がシンビンを受け退場となる。南アフリカにとってはまたとないチャンスだったが、痛恨のノックオンで試合終了。イングランドに銅メダルを譲る形となった。

<チャレンジトロフィー決勝戦:カナダ12―26アメリカ>
昨季のシンガポール大会カップ戦決勝と同じ組み合わせとなったチャレンジトロフィー決勝。カナダが得点を重ね、ヒラヤマ選手が歴代5位となるシリーズ通算1403得点を記録する。しかし、アイルズ選手らのスピードを活かしたアメリカがトライを量産し、チャレンジトロフィーを制した。

<日本代表>
今大会招待チームとして参加した日本代表は、チャレンジトロフィー準々決勝でウェールズに敗れる。しかし、キックオフわずか7秒後にトライを決めるなど、スピーディーかつ丁寧なプレーで、対フランス戦を丁寧に勝ち切る。13位決定戦では、アルゼンチンの猛攻をうけるも、小澤選手の走りや坂井選手のテクニックを駆使してリードを守り切り、シンガポール大会を13位で終えた。

今シーズンは、ヨーロッパでのわずか2シリーズを残すのみ。
次なる戦いの場は、6月2・3日に、ラグビーの聖地トゥウィッケナムスタジアムで行われるロンドン大会。