<プールA>
昨季香港大会王者のフィジー代表は危なげなく2勝をあげると、ニュージーランド代表もそれに続く。早々に2勝をあげカップ戦進出を果たした両チームは、大会3日目のプール最終戦で顔をあわせる。前半こそ、5点差で終えたものの、後半に入るとフィジーが一挙6トライをあげる。試合を終えてみれば、50−7という大差で若いニュージーランドチームを下したフィジー。ディフェンディングチャンピオンの貫禄をみせつけた。

<プールB>
大会2日目に続き、オーストラリアがカナダに敗れるという波乱が起きる。2敗を喫したことでプール最下位となり強豪ワラビーズのカップ戦進出の道は途絶える。一方で、ケニアに敗れ1勝1敗でカナダと対戦したスペインは、一進一退の攻防となる一戦で、粘り強く攻め続け勝利を掴み取る。昨シーズン男子予選から勝ち上がりコアメンバーしたスペインは、プール戦を2勝1敗で終え、2012年以来となるカップ戦進出を果たした。ケニアはオーストラリアに敗れ全勝とはならなかったが、得失点差でプール首位となり大会3日目を終える。

<プールC>
イングランドとのライバル対決を制したスコットランドは、南アフリカに敗れるものの、韓国から61得点を奪う完勝で、カップ戦進出を確実にする。イングランドは南アフリカ戦を一時リードし、スコットランドに続くかに見えたが、痛恨のシンビンと南アフリカの猛攻により、プール戦2敗目を喫する。これにより、南アフリカがスコットランドとともにカップ戦準々決勝進出を決めた。

<プールD>
フランスとの引き分けで香港大会をスタートしたアメリカは、アルゼンチンとウェールズを下し、2勝1分とすると、プール首位としてカップ戦進出を決めた。すでに2勝をあげていたアルゼンチンは、プール戦全勝をめざしアメリカ戦を迎えるが、ベイカー選手の俊足やバレット選手の得点力に阻まれ白星ならず。2位でアメリカに続く。

カップ戦準々決勝の組み合わせは以下のとおり。

フィジー対アルゼンチン
南アフリカ対スペイン
アメリカ対ニュージーランド
ケニア対スコットランド