<決勝戦:フィジー10ー0ケニア>
バンクバー大会の再現となった今大会の決勝戦。フィジー代表ヴァルクナビリ選手が、相手ディフェンスを翻弄する俊敏なステップで抜け出すと、ゴールラインまで独走し、先制トライをもたらす。サウ選手のトライでフィジーが2つ目のトライを決めると、ケニアには焦りが見え始め、シンビンを2枚受け、5人での戦いを強いられる。ナシラシラ選手のトライでさらに得点を重ねたフィジーがリードし、前半を17−0で折り返す。後半には、ケニアがこの試合初トライをきめるも、直後にフィジーのナシラシラ選手が俊足をいかしインゴールまで独走すると、ラヴォヴォ選手へとトライを譲る。余裕のプレーを見せたフィジーが、ケニアの追加点をものともせず、4年連続となる香港大会優勝を果たした。

<3位決定戦:南アフリカ29ー7ニュージーランド>
試合開始直後から南アフリカがガンス選手のトライで先制点を挙げると、さらにトライを追加しニュージーランドを圧倒する。ニュージーランドもトライを奪うが、前半の10点差を縮められずにハーフタイムを迎える。後半は互いに、失点の危機をギリギリで防ぐ危ない展開が続く。しかし、南アフリカがザイン・デイヴィス選手のトライで追加点を奪うと、今大会大活躍のデュプリーズ選手がダメ押しのトライでニュージーランドを退ける。22点差をつけ勝利した南アフリカがブロンズメダルを獲得した。

<チャレンジトロフィー決勝:フランス33ー7カナダ>
ラカフィア選手とダリグナ選手、さらにはポプラン選手のトライから試合早々に得点をあげたフランスに対し、カナダもハーフタイム目前でブライド選手のトライから反撃に出る。しかし、後半に入るとカナダの攻撃はフランスの硬いディフェンスに阻まれ得点が奪えない。その間にも2トライをあげたフランスが得点を33に伸ばし、カナダを退け、チャレンジトロフィー王者の座についた。

次なる戦いの場は、4月28日・29日のシンガポール大会。