今季から日本代表と兼務でサンウルブズの指揮を執るジェイミー・ジョセフヘッドコーチはレベルズ戦へ1週間前のブランビーズ戦から先発6人を入れ替え、先週のメンバー外からの起用は、リーチ選手のほかにウィリアム・トゥポウ選手(コカ・コーラ)と山田章仁選手(パナソニック)の両ウィング。先週リザーブ出場したクレイグ・ミラー選手(前ハイランダーズ)がPR 1、エドワード・カーク選手(キャノン)がNO 8、ヘイデン・パーカー選手(前ハイランダーズ)がSOを務める。

さらに、ヴィリー・ブリッツ選手(NTTコミュニケーションズ)は先週のNO 8からLO、ロビー・ロビンソン選手(リコー)はSOからFBへ移ってプレーする。

また、リザーブには新たにCTB立川理道選手(クボタ)、FB野口竜司選手(東海大学)、HO坂手淳史選手(パナソニック)、NO 8徳永祥尭選手(東芝)が名を連ね、野口選手は出場すればスーパーラグビーデビューとなる。

ブランビーズ戦でスーパーラグビー初出場を果たしたFL姫野和樹選手(トヨタ自動車)、WTBレメキ ロマノラヴァ選手(ホンダ)、ジョージア代表HOジャバ・プレグバゼ選手に加え、LOグラント・ハッティング選手(クボタ)とFBジェイソン・エメリー選手(前ハイランダーズ)はいずれも試合で受けた怪我のため、今回のメンバーから外れた。

リーチ選手は昨シーズンまでニュージーランドのチーフスでプレー。2019ラグビーワールドカップでの日本代表としてのプレーを考慮して今季からサンウルブズ入りとなった。29歳FLは、「オーストラリアのチームは粘り強く、最後の最後まで戦う。自分は守備も攻撃も両方でいつも通り、スーパーラグビーの質のプレーをしたい」と語る。

また、ハイランダーズでジョセフヘッドコーチの下でプレーし、今回サンウルブズで初先発となるミラー選手は、「一人ひとりがしっかり自分のパフォーマンスを発揮すること。先週の試合でできなかった部分にこの1週間取り組んできたが、それを80分間プレーに出せれば、いい試合になる」と話す。

連勝を狙うレベルズ

対戦相手のレベルズは、先週2月23日の初戦ではホームでレッズに45-19で勝利を収めたが、その試合と同じ先発メンバーでサンウルブズ戦に臨む。NO 8は日本代表のアマナキ・レレイ・マフィ選手で、昨季のスーパーラグビーでは全15戦に先発で出場し、オーストラリア最優秀選手に選ばれた。突破力は要注意で、リーチ選手も「一番ボールを持って前へ出る選手だが、止めなければならない」と警戒している。

レベルズ司令塔のジャック・デブレツェニ選手はトップリーグ2017-18シーズンをホンダでプレー。レベルズが前回2016年にサンウルブズと対戦した時にもキックで得点を量産し、35-9での勝利に貢献した。リザーブには昨年宗像サニックスでプレーしたイングランド代表LOジェフ・パーリング選手が入り、出場すればスーパーラグビーデビューとなる。

 ジョセフヘッドコーチは、「レベルズはワラビーズの選手も多く、インターナショナルレベルの優秀な選手が揃っているが、我々は自分たちの戦い方をしっかりやるだけだ」と話している。

 試合は3月3日(土)、東京・秩父宮ラグビー場にて13:15キックオフの予定だ。

サンウルブズ試合登録メンバー:1. クレイグ・ミラー(前ハイランダーズ)、2. 堀江翔太(パナソニック)、3. 具 智元(ホンダ)、4. サム・ワイクス(パナソニック)、5. ヴィリー・ブリッツ*(NTTコミュニケーションズ)、6. リーチ・マイケル(東芝)、7. ピーター・ラピース・ラブスカフニ(クボタ)、8. エドワード・カーク(キャノン)、9. 流 大*(サントリー)、10. ヘイデン・パーカー(前ハイランダーズ)、11. ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)、12. 中村亮土(サントリー)、13. ラファエレ・ティモシー(コカ・コーラ)、14. 山田章仁(パナソニック)、15. ロビー・ロビンソン(リコー)

[リザーブ] 16. 坂手淳史(パナソニック)、17. 稲垣啓太(パナソニック)、18. ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、19. ジェームズ・ムーア(前東芝)、20. 徳永祥尭(東芝)、21. 田中史朗(パナソニック)、22. 立川理道(クボタ)、23. 野口竜司(東海大学)

レベルズ試合登録メンバー:1.テテラ・フォークナー、2.ジョーダン・ウエレセ、3.ジャーメイン・アインスリー、4.マット・フィリプ、5.アダム・コールマン*、6.ロペティ・ティマニ、7.アンガス・コットレル、8.アマナキ・レレイ・マフィ、9.ウィル・ゲニア、10.ジャック・デブレツェニ、11.セファ・ナイヴァル、12.リース・ホッジ、13.トム・イングリッシュ、14.ジャック・マドックス、15.ディン・ハイレットペティ

[リザーブ] 16.エイノル・ランギ、17.フェレティ・サアンガ、18.サム・タラカイ、19.ジェフ・パーリング、20.ロス・ハイレットペティ、21.コルビー・ファインガア、22.マイケル・ルル、23.ビリー・ミークス

*印はキャプテン