ウルグアイは、アメリカ地区第2代表の予選プレーオフの第2戦でカナダを32対31で制し、総合点70対60でラグビーワールドカップ2019の出場権を手に入れました。

先週末、ロス・テロスが38対29でカナダを制したバンクーバーでの第1戦から、今週土曜日の試合では勝利確実とみられていましたが、後半アンドレス・ビラセカがトライを決めるまで、パフォーマンスを大きく改善したカナダの攻撃に取り乱されました。

ウルグアイは日本大会2019に進み、オーストラリア、ウェールズ、ジョージア、そしてフィジーと共にプールDに入ります。

カナダのキングスリー・ジョーンズコーチにとって、文句なしのパフォーマンスを見せたカナダチームでした。試合開始から12分で、ブロック・ストーラーのペナルティキック、そしてDTHヴァン・デルメルヴァのトライで8−0の先制、トータル9点の差を消しました。

その後ウィンガー、テイラー・パリスがモールの後方から押し込んでトライを決め、ストーラーがコンバージョンを決めて15−0と更に点を引き離しました。

エスタディオ・チャルーアを埋めたサポーターの応援に激励されたウルグアイチームは、34分にSHアウグスティン・オルマエチェアがクイックタップPKキックでカナダの不意をつき、セカンドローのイグナシオ・ドッティが得点。

フライハーフ、フェリペ・ベルチェシがコンバージョンを成功させ、ペナルティを追加しましたが、ストーラーもPGを決めて18−10と前半をトータル1点リードで終えました。

センターが勝利を決める

ウルグアイは、後半を強く攻め、2分にCTBフアン・マヌエル・カットがフィニッシュ。

しかし、カナダの2度のハンドリングエラーを生かし、入れ替えフロントロー、ジュスティス・セアズ・ドゥルがこぼしたボールを拾ってトライ、カナダを引き離しました。

それでも、カナダが最後の反撃に出る時間はまだあり、80分間の戦いに全力を捧げたヴァン・デアメルヴァが、試合終了寸前にトライを決めてカナダ代表チームの得点記録を31点に塗り替えました。

ウルグアイが4度目のラグビーワールドカップ出場を楽しみに待つ一方で、カナダはこれまで全てのラグビーワールドカップに出場を果たしてきた記録を維持するため、11月に4チームが戦う世界敗者復活戦で勝利を収めなければなりません。

ワールドラグビー会長、ビル・ボーモントは次のように述べています。「ウルグアイ代表チームのラグビーワールドカップ2019への出場権獲得、おめでとうございます。ウルグアイチームはプールDの出場枠を誇りを持って手にし、これから、大変特別な大会となると期待される日本でのワールドカップへ向けて準備を始めることができます。

「アメリカ地区第2代表枠の予選は非常にエキサイティングで、アメリカ地区でのラグビーがいかに力をつけてきたかがわかりました。カナダ代表チームは残念な結果となりましたが、これからアメリカ・ラグビーチャンピオンシップに集中し、11月に行われる敗者復活戦に向けて強化していくことでしょう。」