カップ戦決勝は、前回大会王者でホーム凱旋となった南アフリカを破ったニュージーランドと、前回大会決勝進出チームのアメリカを準々決勝で手堅く破ったアルゼンチンとの対戦となりました。前半は、両チームともに激しい攻防を繰り返す展開が続くも、ラボウボウ選手、コロイ選手が立て続けにトライを決め試合をリードします。前半終了間際にアルゼンチンのベレス選手がアルゼンチン最初のトライを決め、後半での逆転を誓います。しかし後半開始後はニュージーランドが攻撃力を爆発させアルゼンチンディフェンスを圧倒し38−14で試合は終了。ニュージーランドがケープタウン大会で優勝を果たしました。

ニュージーランドのキャプテン、カリー選手は試合後以下のように述べています。「選手たちの素晴らしいプレーを誇りに思うよ。大会1日目でアメリカに敗れた後見事に復活できて本当に素晴らしいね。大会2日目は全く違った日になったね、新しい気持ちで始めてお互いのためにハードワークをすることができ優勝できた。間も無く行われるハミルトンでのホームの大会が楽しみだね、新しい町だし彼らは自分たちのラグビーが大好きなんだ。」

3位は前回大会優勝し、ホームでの優勝も狙うも準決勝でニュージーランドに惜しくも敗れた南アフリカ、4位はヒラヤマ選手を中心に攻撃を展開するもホームの声援に押された南アフリカに3位決定戦で敗れたカナダ、5位は前回大会ファイナリストのアメリカを破ったフィジーという結果になりました。

チャレンジトロフィーは、準々決勝のスコットランド戦で勢いに乗り、準決勝のサモア戦では無失点勝利し駒を進めてきたスペインと、準決勝でウェールズを圧倒したオーストラリアとの戦いとなりました。オーストラリアが終始安定した攻撃と守備の切り替えで試合を支配し、26−7でチャレンジトロフィーを手にしました。