• グローバルなラグビーコミュニテイの結束が進む中、ボーモント会長就任初の総会開催
  • 理事会による RWC 2023 主催国発表を前に、筆頭イベントのフォーラムがスタート
  • 記録破りの競技参加者とファンの増加

第13回ワールドラグビー総会がロンドンで開催され、ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は世界中で競技参加者が増加していることを賞賛し、新しい世代の競技者とファンを引き付け、競技をさらに進化させてゆくために全員が力を合わせるよう呼びかけました。

ラグビーが大躍進した本年には世界中の競技者は850万人に達しましたが、それをリードしているのがラグビー新興国と女子ラグビーです。メデイア環境のめまぐるしい変化に関わらず、ラグビーのファンベースが2013年以来28%拡大し、3億3800万人に達したと調査会社ニールセン・リサーチは報告しており、ここでもまた成長を主導しているのが女子ラグビーの人気と新興国における成長です。 

就任以来の18ヶ月を振り返り、ボーモント会長はパートナーシップと連携が成功の鍵であるとこと、すべての人のためのよりパワフルでよりサステナブルなスポーツへとラグビーを昇華させるという彼の使命を語りました。

「現在はラグビーだけでなく、スポーツ界全体にとってエキサイティングであると同時にチャレンジに満ちた時でもありす。競技参加者、視聴者、世間の関心を引き付けるための競争は今までになく激しくなっています」。

「すべての人のための、よりパフワルで、よりサステナブルなスポーツにするためには、ワールドラグビーは革新を続け、環境に反応し、各国の協会のニーズを理解しなければなりません」。

「過去2年間、私たちは歴史的にも偉大な変化を成し遂げました。ガバナンス(統治)改革、出場資格に関する改革、懲罰プロセスの改革、そして、2020~32年の新しい試合カレンダーの合意などです」。

「これらはグローバルなスポーツに欠かせない重要な前進です。今週にはRWC 2023 主催国の発表がありますが、それだけではなく、組織のガバナンス(統治)構造改革や男女比のバランスを促進するための話し合いや、ラグビーの継続的な成長の鍵を握る「女子ラグビープラン」の発表もあります」。

「私たちが行うことすべての根底には、品位、結束、規律、尊重、情熱というコアバリューがあり、今後もこれらが意思決定プロセスの中核となることを私は確実に見届けるつもりです」。

「より良くよりパワフルで、すべての人を包含するインクルーシブなスポーツへとラグビーを育てるための皆さんの継続的な努力に感謝いたします」。 

アグスティン・ピチョット副会長とともにボーモントが会長に選出された2016年以来、国際的な統括団体であるワールドラグビーでは出場資格に関する規定第8条の改定、新しいフィールド外懲罰プロセスの導入、規定第17条の改定、2020~32年の国際試合カレンダー同意確保など様々な変革を加速化しています。

ボーモント会長は次のように付け加えました。「各国の協会を強化し、グローバルなフットプリントを増加させ、私たちのコアバリューを常に確実に意思決定プロセスの中心に据えることが私に与えられた使命です」。

「私たち全員としては常に未来を見つめ、ラグビーのためのラグビー界の声としてワールドラグビーのポジションを強化するために力を合わせる必要があります。地域や各国の協会と連携し、品位、包含性、競技者の福利厚生を常に中心に据えた素晴らしい連合体にしてゆく必要があるのです」。